青汁の口コミとランキング※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
メインイメージ

青汁の栄養素(アミノ酸)

アミノ酸は動植物すべての生物に必要な栄養素です。
スポーツ選手が補給するサプリメントなどで有名な栄養素ですが、青汁にも含まれています。
今回は青汁の栄養素のひとつであるアミノ酸についてお知らせします。

1.青汁の栄養素、アミノ酸の基礎情報

人間やその他の動植物の身体を構成する主な成分のひとつがタンパク質です。
タンパク質は筋肉や血管、内臓など身体中の主な組織に存在しています。
タンパク質は複数の種類のアミノ酸が結合して作られています。
人間は食事から摂り入れた動物や植物のタンパク質を一旦分解してアミノ酸にします。
その体内で作りだされたアミノ酸を再構成し、人体に使用できるタンパク質に変換するのです。

1-1.エネルギーとしても利用されるアミノ酸

また、外部から摂り入れたタンパク質はエネルギーを生産するためにも使用されます。
人間の身体は食事に含まれているタンパク質以外にも、サプリメントなどから直接アミノ酸を摂取した場合も、そのアミノ酸を材料にタンパク質を合成したり、エネルギーを生産することができます。
スポーツ選手などはサプリメントなどでアミノ酸を摂取する場合がありますが、アミノ酸はより素早くエネルギーや体内で必要なタンパク質に変換されるといわれているからです。

1-2.タンパク質を合成するアミノ酸

タンパク質の種類は優に10万種類は存在するといわれていますが、タンパク質は20種類のアミノ酸により構成されています。
アミノ酸の組み合わせの違いにより、タンパク質の性質に違いが生じるのです。
人間の身体に存在するタンパク質も例外ではありません。
人間の身体に存在するタンパク質は、11種類の非必須アミノ酸と、9種類の必須アミノ酸から構成されています。
非必須アミノ酸とは体内の代謝の過程で生成されるアミノ酸で、体内で合成することができます。
非必須アミノ酸には「アラニン」「アルギニン」「アスパラギン」「グルタミン酸」「アスパラギン酸」「システイン」「グルタミン」「セリン」「グリシン」「チロシン」「プロリン」が存在しています。

1-3.体内で合成できない必須アミノ酸

必須アミノ酸は体内で合成できないアミノ酸で、食事から摂取する必要があります。
必須アミノ酸には「トリプトファン」「イソロイシン」「フェニルアラニン」「トレオニン」「リシン」「メチオニン」「ヒスチジン」「バリン」「ロイシン」があり、非必須アミノ酸、必須アミノ酸のどちらのアミノ酸もバランスよく摂取することで、体内でのタンパク質の合成やエネルギーの生産が正常に行われます。

1-4.アミノ酸スコアが高い動物性食品

人間以外の生物もアミノ酸を元にタンパク質の合成をしていますが、タンパク質を構成するアミノ酸の組み合わせが異なり、それぞれの種でその生物特有のタンパク質を作りだしています。
アミノ酸がバランスよく含まれている食品が肉類や魚類です。
これらの食品はアミノ酸スコアというアミノ酸の配合バランスや含有量が多い食品に高い値が示される指標において高い数値が与えられています。
アミノ酸スコアの最大値は100ですが、多くの場合、肉や魚、それらから作られた加工食品のアミノ酸スコアは100または100に近い数値を示します。

1-5.植物性食品からもアミノ酸を摂りバランスをとる

一方で植物性の食品のアミノ酸スコアは全体的に低い傾向にあります。
高い数値を示す大豆や枝豆で80台から90台の数値です。
しかし、動物性食品ばかりからアミノ酸を摂取すると、コレステロールなどの脂質の摂りすぎに繋がりますし、全体で考えると食生活のバランスを崩してしまいます。
コレステロールなど脂質の過剰摂取を抑えて栄養のバランスをとるために、動物性食品と植物性食品の両方からアミノ酸(タンパク質)を摂取することが大切です。
青汁にはタンパク質としてアミノ酸が含まれています。
青汁を飲むことで植物性のアミノ酸を摂取することができます。
また、タンパク質を分解してアミノ酸を生成する際に必要なビタミン類も含まれているので、効果的にアミノ酸を生成することができるでしょう。

2.ユーグレナは高いアミノ酸スコアを誇る青汁の原料

より植物性の食品からアミノ酸を摂取したい場合は、ユーグレナが配合された青汁がおすすめです。
ユーグレナは別名ミドリムシと呼ばれている生物で、動物と植物の両方の特徴を持つ生物です。
とても小さな生き物なのですが、動植物双方の栄養素を摂取できる稀な存在です。
このユーグレナには豊富なアミノ酸が含まれていて、ユーグレナのアミノ酸スコアは83です。
一般的な青汁にもアミノ酸は含まれていますが、青汁からより多くのアミノ酸を摂取したい場合はユーグレナが配合された青汁を飲むと良いでしょう。

3.厚生労働省が推奨するアミノ酸の1日の推奨摂取量

厚生労働省が推奨するアミノ酸の1日の推奨摂取量は、アミノ酸を食事から摂取する場合を想定して、アミノ酸によって構成されているタンパク質の摂取量として計算しています。
その場合のタンパク質の1日の推奨摂取量は、成人男性で60g、成人女性で50gです。
他の多くの栄養素の1日の推奨摂取量がmg単位であることに対し、タンパク質はg単位での摂取が推奨されています。
それだけ多くのタンパク質や、タンパク質を分解することで生成されるアミノ酸が体内で必要ということです。
普段の食事をバランスの良いものにし、青汁を飲むなどの工夫をすることで、動物性食品、植物性食品の両方からアミノ酸を摂取するようにしましょう。

4.代表的な青汁の原料に含まれるアミノ酸(タンパク質)の量

青汁の代表的な原料であるケールや大麦若葉、明日葉にはアミノ酸から構成されたタンパク質が含まれています。
通常アミノ酸は食品から摂取する場合はタンパク質として摂取するようので、ここでは代表的な青汁の原料に含まれるタンパク質の量を紹介します。
タンパク質はそれぞれの原料100g中に、ケールが約2.1g、大麦若葉が約30g、明日葉が約3.3g含まれています。
これらの量は産地や収穫時期などの違いで多少の差が生じますが、大麦若葉には特に多くのタンパク質が含まれていることが分かります。
しかし、青汁に限らず植物性食品のアミノ酸スコアは動物性食品ほど高くはありませんので、青汁を飲むと共に動物性のタンパク質の摂取も心掛けましょう。

5.青汁の栄養素、アミノ酸の効果

アミノ酸は身体を構成するタンパク質の材料やエネルギー源として体内で使用されます。
さらにアミノ酸には以下に挙げるような様々な健康効果があります。
この章ではアミノ酸の健康効果について詳しくお伝えしてゆきます。

5-1.精神を安定させる効果

アミノ酸には色々な種類がありますが、テアニンやGABAと呼ばれるアミノ酸には精神を落ち着かせて安定させる効果があるといわれています。
これらのアミノ酸を摂取することで精神を安定させることで集中力や思考力が向上し、学習や仕事の能率を上げることができるでしょう。

5-2.美肌や美しい髪を維持する効果

アミノ酸は肌や髪の保湿成分の材料にもなる成分です。
アミノ酸をしっかりと摂取することで肌や髪自体が正常に形成されますが、それらに潤いを与え、美しさを保つ成分のひとつがアミノ酸です。
アミノ酸をタンパク質などから摂取することで肌や髪の美しさを保つ効果も期待できます。

5-3.筋肉の疲労回復効果

筋肉はスポーツを行ったり、激しい運動をすることで乳酸を生成します。
乳酸は筋肉痛や疲労の原因になるといわれる物質ですが、アミノ酸にはこの乳酸を抑える働きがあるため、その作用で筋肉の疲労を抑える効果があります。
また、アミノ酸は筋肉を構成するタンパク質の材料でもあります。
筋肉増大効果や運動をして損傷した筋肉を修復する働きもあり、乳酸を抑える働きと共に筋肉の疲労を回復させる効果を発揮します。

6.アミノ酸の過剰摂取による症状

通常私たちの身体はアミノ酸を過剰摂取しても、不要な分は排出する仕組みがあるために過剰摂取による症状がでる心配はほとんどありません。
しかし、サプリメントなどで大量に摂取すると、その分解や排出のために肝臓と腎臓に負担がかかってしまいます。
これらの臓器に障害がある人の場合はその障害をさらに重くしてしまう可能性があります。
肝臓や腎臓に何らかの障害がある人は医師の指示の下、アミノ酸やタンパク質の大量摂取を避けるようにしましょう。
健康な人でもアミノ酸の大量摂取はやはり身体に負担をかけるので、1日の推奨摂取量を守り、負担をかけないようにしましょう。

7.アミノ酸の不足による欠乏症

アミノ酸が不足すると、身体を構成する主要な成分であるタンパク質の合成がうまくできなくなり身体の色々な部位で不調が表れます。
また、エネルギーの生産力も低下するので疲れやすくなり、疲労からの回復も遅くなります。
その他にも免疫力の低下や精神の不安定など様々な影響がでてきます。
普段から動物性食品や青汁などからバランスよくタンパク質を摂取することでアミノ酸を十分に補給することが大切です。

8.アミノ酸をしっかりと摂取して、健康な身体を維持しましょう

いかがでしたでしょうか?アミノ酸は体内で必要とされるタンパク質の合成に必要な大切な成分です。
1日の推奨摂取量も多く、積極的に摂取すべき栄養素です。
青汁はタンパク質という形でアミノ酸を含んでいる食品です。
アミノ酸スコアが高い動物性食品からタンパク質としてアミノ酸を摂取すると共に、植物性食品の青汁からもタンパク質を摂取することでバランスがとれたアミノ酸の補給ができます。
現代日本人は肉類を多く摂る傾向にあるので、普段の食事にプラスして青汁から植物性のタンパク質を摂り、アミノ酸以外の植物性の栄養も摂ることにより体内でそれぞれの栄養がお互いを補い合い健康な身体が作りだされます。
アミノ酸をしっかりと摂取して、健康な身体を維持しましょう。

トップに戻る