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青汁の栄養素(カルシウム)

カルシウムは昔から代表的な栄養素として広く一般にも知られていますが、青汁にも豊富に含まれている栄養素です。
今回は青汁の栄養素、カルシウムについて詳しくお伝えします。

1.青汁の栄養素、カルシウムの基礎情報

カルシウムは生命体が生きてゆく上で欠かせない栄養素のひとつです。
元素記号はCaです。
カルシウムは植物や動物の体内に広く存在していますが、体内で合成できない成分であるミネラルの一種です。
ミネラルにはカルシウムの他にも鉄や銅、亜鉛などがありますが、人間の場合体内で1番多く存在するミネラルがカルシウムです。
よく知られているようにカルシウムは体内で骨や歯に多く存在します。
体内に存在するカルシウムの内、99%が骨や歯に存在し、残りは細胞や血液内に存在しています。
カルシウムは身体の様々な機能に関わる大切な栄養素です。
青汁に含まれる植物性のカルシウムはカルシウムの補給源として一般的な牛乳が苦手な人でも摂取できるため、青汁はカルシウムの補給源として適した食品といえるでしょう。
カルシウムは古代ローマ時代にはすでに知られており、カルックス (calx)という名前で呼ばれていました。
カルシウムは人体に必須なミネラルであると同時に様々な用途で用いられています。
代表的なカルシウムの利用例として、セメントが挙げられます。
セメントは9000年も前にすでに実用化されていました。
現在のセメントでもカルシウムは使用されています。
その他チョークや植物の肥料、家畜の飼料にも配合されるなど、カルシウムは生活に身近な物質です。
工業用のカルシウムは主に石灰岩などの鉱物から採取されますが、人体に必要なカルシウムは食品から摂取されます。
カルシウムを多く含む食品には煮干しなどの小魚や牛乳、大豆食品やほうれん草などが挙げられます。
青汁の原料であるケールや大麦若葉、明日葉などにも多く含まれています。

2.厚生労働省が推奨するカルシウムの1日の推奨摂取量

厚生労働省が推奨するカルシウムの1日の推奨摂取量は、成人男性で650mgから800mg、成人女性で650mgです。
成長期の年頃には特に多くのカルシウムが必要になるため、12歳から14歳の男性の場合は1日に1000mg、女性の場合は800mgほどの摂取が推奨されています。
しかし、カルシウムは最も摂取量が不足してる栄養素といわれています。
男性、女性共に1日の摂取量の平均は500mg以下と200mg以上も不足しています。

このような状態が長く続くと、骨粗しょう症などのカルシウム不足による病気が発症する可能性があります。
カルシウム不足を補うためにカルシウムが豊富に含まれている青汁などから不足分のカルシウムを摂取する必要があるといえます。

3.代表的な青汁の原料に含まれるカルシウムの量

代表的な青汁の原料には豊富なカルシウムが含まれています。
具体的にはケール、大麦若葉、明日葉100g中に、それぞれケールが約220mg、大麦若葉が約30mg、明日葉が約65mg含まれています。
この含有量は産地や原料の収穫時期により変わりますが、ケールや大麦若葉、明日葉には平均してこれらの量のカルシウムが含まれています。
特にケールには多くのカルシウムが含まれているため、カルシウムを多く摂取したい場合にはケールの青汁を飲むと良いでしょう。
もちろん青汁だけでは1日に必要なカルシウムをすべて補うことはできませんが、わずかな量でカルシウムをはじめ様々な栄養素を補える青汁は、不足分のカルシウムの補給に最適といえます。

4.青汁の栄養素、カルシウムの効果

青汁に含まれているカルシウムには健康を維持する上で必要な様々な効果があります。
この章ではカルシウムの様々な健康効果について詳しくお伝えします。

4-1.歯や骨の形成

カルシウムは歯や骨の主要な成分です。
マグネシウムやリンと共に歯や骨を形成しています。
カルシウムを使用して作られるセメントがとても硬く建築素材として使用されるように、カルシウムを主成分として構成される歯や骨も硬く丈夫です。
因みに骨には硬さだけではなくしなやかさもありますが、しなやかさはコラーゲンが作りだしています。
カルシウムの硬さと、コラーゲンのしなやかさが骨を形成しているのです。
また、骨にはカルシウムを備蓄する貯蔵庫の役割もあります。
体内では常に一定量のカルシウムが必要ですが、血液中などでカルシウムが不足すると身体は骨からカルシウムを抽出して使用します。
そのためカルシウムが常に不足すると骨に存在するカルシウムの量が足りなくなり、骨がもろくなってしまいます。
日本人はカルシウムが常に不足傾向にあるため、積極的なカルシウムの摂取が求められます。

4-2.ストレスを緩和する効果

カルシウムには精神面に作用する効果もあります。
精神の緊張や興奮、イライラを静めて落ち着かせる効果や、神経の伝達の正常な状態を維持する効果があり、ストレスを緩和して健康な精神状態を保ちます。
もちろん精神の健康を保つにはカルシウム以外にも様々な要因が絡んでいますが、カルシウムを十分に摂取することはストレスを緩和させるために大きな力を発揮します。

4-3.骨粗しょう症を予防する効果

骨はカルシウムやその他の形成成分の吸収と形成を繰り返しています。
そのためカルシウムが不足するとこの吸収と形成の循環が上手くいかなくなり、骨がもろく密度が低くなります。
これが骨粗しょう症と呼ばれる病気です。
骨粗しょう症になってしまうと少しつまずいただけでも骨折してしまうなど、骨のトラブルに悩まされてしまいます。
特に女性の高齢者が骨粗しょう症になりやすいといわれており、積極的なカルシウムの摂取をすることで骨粗しょう症を予防することが必要といわれています。
丈夫な骨や歯は日々の食事から十分な量のカルシウムやマグネシウムなどを摂取することで形成されます。
若い年齢の頃からしっかりとカルシウムなどを補給することで骨密度の高い骨や歯を形成することができます。
そうすることで年を重ねても丈夫な骨を維持することができるのです。

4-4.血液を凝固させる効果

カルシウムは出血した際に血液が凝固する作用にも関わっています。
血液の凝固にはビタミンKも関わっていますが、カルシウムはビタミンKと共に出血時に血液を凝固させて止血してくれます。

5.ケールはカルシウムの吸収率が高い食品

カルシウムは元々吸収率が低い栄養素です。
その吸収率は牛乳で40%、小魚などで30%、野菜で20%ほどといわれています。
また、シュウ酸はカルシウムの吸収を阻害するので、シュウ酸が含まれているほうれん草のカルシウムの吸収率は低いといわれています。
しかし、ケールにはシュウ酸がほとんど含まれていないため、ケールに含まれているカルシウムの吸収率は高く、牛乳と同じくらいの吸収率といわれています。
植物性の食品からカルシウムを摂取するために、ケールの青汁は向いているといえるでしょう。

6.カルシウムをより効率よく吸収するためのコツ

青汁などから摂取したカルシウムをより効率よく吸収するには適度な運動をすることが大切です。
運動をすることで骨に負荷がかかると、身体は骨をより丈夫にしようと骨へのカルシウムの定着を促進します。
その結果、カルシウムの吸収率が高まりより丈夫な骨が形成されるのです。

7.カルシウムの過剰摂取による症状

日常の食事や推奨摂取量を守った青汁の摂取からカルシウムの過剰摂取になることはありませんが、サプリメントなどから大量に摂取した場合には高カルシウム血症を発症することがあります。
高カルシウム血症になると、疲労感が強まり、症状が重くなると意識がなくなることもあります。
また、腎不全を併発する場合もあります。

8.カルシウムの不足による欠乏症

カルシウムが不足すると起こる欠乏症は前述した骨粗しょう症のほか、歯がもろくなる症状や、精神状態が不安定になることが挙げられます。
カルシウム不足が長く続くと骨から血液中にカルシウムが溶けだし、血管壁にカルシウムが付着して血管を硬くしてしまい、動脈硬化を発症させることがあります。
これらの症状を予防するためにも日頃から十分な量のカルシウムを摂取するようにしましょう。

9.青汁を飲み、不足しがちなカルシウムを補いましょう

カルシウムは体内で1番多く存在するミネラルですが、日本人に特に不足しがちな栄養素でもあります。
カルシウムを積極的に摂取することで、丈夫な骨や歯、そして安定した精神状態を維持することができます。
青汁に含まれているカルシウムを摂取することで普段の食事で不足している分のカルシウムを補い、健康な骨や歯の形成、そして精神の安定を維持しましょう。

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