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青汁の副作用(結石)

青汁の副作用として結石ができる場合があります。
結石は激しい痛みを伴うため、できれば発症させたくない病気です。
今回は青汁の副作用としての結石と、その予防法について詳しくお伝えします。

1.結石とは

結石とは、腎臓や尿の通り道である尿管や膀胱、尿道に石ができてしまう病気です。
そのため尿路結石とも呼ばれています。
結石の成分は、主にシュウ酸カルシウムです。
青汁にはシュウ酸カルシウムの成分であるシュウ酸やカルシウムが含まれているため、青汁の副作用として結石ができる可能性があります。
結石は腎臓にあるうちは特に何も感じないことが多いのですが、尿管まで移動してくると、激しい痛みを感じます。
その痛みは病気の中でもトップクラスといわれており、「痛みの王様」という不名誉な肩書がつけられているほどです。
尿路結石は一度できてしまうと、自然治癒は困難です。
ごく微小の結石でしたら軽い運動により結石が砕けて排出できるケースもありますが、大きく育ってしまった結石は、薬物による排石を促す治療や、特殊な音波により結石を破壊する治療が必要です。
結石は強い痛みを伴い、再発する可能性がある病気です。
また音波を使用した治療法は比較的高額なため、シュウ酸の摂取量を抑えるなどの予防法の実践が何より大切です。

2.青汁が原因の結石

青汁にはシュウ酸が含まれているため、尿路結石の原因となる恐れがありますが、全ての人にその可能性が当てはまるわけではありません。
また、一部の青汁にシュウ酸が比較的高く含まれているので、その青汁の摂取を続けると結石ができる確率が高まります。
その一部の青汁とは、ほうれん草を含んだ青汁です。
日本の公的な資料にシュウ酸に関する情報はあまり詳細に記載されていませんが、アメリカの公的な資料によると、ほうれん草には100g中に約970mgものシュウ酸が含まれています。
また同資料では、シュウ酸の1日の摂取量目安は50mg以下とされています。
日本人とアメリカ人では体格や体質に違いがありますが、日本でもほうれん草を大量に食べると、尿路結石ができやすくなるといわれています。
市販の青汁でほうれん草が配合されているものは稀ですが、青汁スタンドでの生絞りの青汁にはほうれん草を使用したものもあります。
お店で作られるほうれん草を使用した青汁は、他の野菜と組み合わせて作られているので、1回の摂取では尿路結石につながる心配はないといえますが、普段の食事でもほうれん草を多く食べる人は注意が必要です。
ほうれん草は数分間ゆでるとシュウ酸が溶け出し、ゆでる前の半分ほどにシュウ酸が減少します。
尿路結石予防のためには、ほうれん草はゆでて食べると良いでしょう。
また、自分で青汁を作る場合は、ほうれん草以外の野菜での青汁作りをおすすめします。
どうしてもほうれん草を使用して青汁を作りたいときは、毎日ではなく、数日おきにほうれん草を使用した方が、シュウ酸の摂りすぎを予防できるでしょう。

2-1.代表的な青汁の原料のシュウ酸含有量

青汁の代表的な原料は、ケールや大麦若葉、明日葉です。
これらの原料に含まれるシュウ酸は、毎日青汁を摂取しても問題にならない量とされています。
一例を挙げると、ケール100g中にシュウ酸は約20mg含まれています。
ほうれん草の約970mgの含有量と比べると、かなり少ないことが分かります。
そのため代表的な原料を使用した青汁を、通常の摂取量で飲む分には結石ができる心配は少ないといえます。

2-1-1.普段の食生活が結石の主な原因

ここまででお伝えしたように、シュウ酸が多く含まれている、ほうれん草を多く使用した青汁を大量に摂取しない限り、結石ができてしまう可能性は低いといえます。
しかし、普段の食生活に肉類を多く摂る偏向性がある人は、一般的なケールなどの原料を使用した青汁の摂取にも注意が必要です。
肉類を多く摂ると、体内でシュウ酸が多く作られます。
シュウ酸はカルシウムと結びつき便と共に排出されるのですが、肉類を多く摂る人の体内では、便から排出されきれない分のシュウ酸が尿に混じります。
尿に溶け出したシュウ酸は、尿中でカルシウムと結びつくと結晶化し、やがて石状の結石となります。
元々肉類を多く食べ体内にシュウ酸が多く発生している人が、青汁などからさらにシュウ酸を摂取してしまうと、結石を増やしてしまいます。
また、動物性脂肪から生成される脂肪酸も結石を増やす原因のひとつです。
カルシウムはシュウ酸よりも脂肪酸と結びつきやすい性質があるので、脂肪酸が体内に多く存在すると、カルシウムと結びつけないシュウ酸が、尿に混じり、結石を増やす恐れがあるからです。
そのため青汁の副作用としての結石を予防するには、普段の食生活のバランス改善が効果的です。
一度の食事で摂る肉類の量を減らし、代わりに野菜を食べる量を増やすと体内で発生するシュウ酸が減り、尿にシュウ酸が混じることがなくなり、結石が予防されます。

3.青汁は食生活を改善する

結石を予防するには、植物性の食品の摂取量の増加が効果的です。
しかし、今まで肉類を多く摂っていた人が急に野菜の摂取量を増やすことは難しいでしょう。
そこで青汁が大きな力を発揮します。
青汁は植物性の食品で、代表的な原料であるケールや大麦若葉、明日葉、桑の葉などの植物は、他の野菜よりも優れた栄養バランスと、高い栄養素の含有量を誇ります。
例えば、青汁粉末1回分には、野菜に換算すると40gから100gほどの植物性の栄養素が含まれているとされています。
そのため、青汁の摂取を始めると、大きな負担をかけずに食生活のバランス改善が可能です。
青汁は液状のもので、1回の摂取量がわずか100mlほどで済みます。
粒状のものは1回分がほんの数粒摂取すれば良いものもあります。
このように青汁は、少量で不足している野菜の栄養素を補えるので、その分肉類の摂取を減らすと、体内で発生するシュウ酸や脂肪酸の量を減らし、結石の予防に役立ちます。

3-1.青汁のカルシウムが結石を予防

結石の主な成分はシュウ酸カルシウムなので、カルシウムが多く含まれる青汁を摂取すると、かえって結石を作りだしてしまうのではないか、と心配する人もいるかも知れません。
実際、過去にはカルシウムの摂取を控えると結石予防につながると考えられていた時期がありました。
しかし現在では、適量のカルシウムを積極的に摂取する方が結石予防につながるとする説が有力です。
その理由をお伝えします。
シュウ酸はカルシウムと結びつき、結石の主成分であるシュウ酸カルシウムとなります。
体内に十分なカルシウムがあれば、シュウ酸は腸内でカルシウムと結びつき、そのまま便と共に排出され、尿に混じりません。
カルシウムが不足すると腸内でシュウ酸カルシウムの生成が不十分となり、尿にシュウ酸が混じってしまい、結石の原因となります。
カルシウムの1日の推奨摂取量は、成人男性で650mgから800mg、成人女性で650mgです。
適量のカルシウムを補給すると、結石の予防につながるのです。
青汁にはカルシウムが多く含まれており、カルシウムの補給に適しているといえます。
特に多くのカルシウムを含む青汁は、大麦若葉の青汁です。
あるメーカーの大麦若葉の青汁粉末には、100g中約290mgものカルシウムが含まれてます。
肉類の摂取量を減らし、代わりに青汁を飲む習慣を身につければ、結石を予防する効果が期待できるのです。

4.正しく青汁を飲み、健康効果を得よう

いかがでしたでしょうか?青汁が原因で結石ができる人は、青汁を摂取する前から肉食偏向な食生活で、結石ができやすい体質である場合が多いようです。
青汁は正しく飲めば、むしろ結石の予防が期待できる飲み物です。
さらに食生活のバランスも改善してくれるので、生活習慣病など他の病気の予防も期待できます。
肉類の食べ過ぎに注意し、青汁の継続摂取を同時に行い健康な身体を得ましょう。

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