青汁原料の栽培方法
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青汁原料の栽培方法

青汁は野菜や植物の中でも特に栄養価が高く、栄養バランスが優れている原料で作られます。
それぞれの原料に特徴があり、高い健康効果を発揮する青汁になります。
そんな青汁の原料の中には家庭でも栽培可能なものもあります。
今回は青汁の原料になる各原料の栽培方法についてお伝えします。
普段飲んでいる青汁の原料がどのような栽培方法で栽培可能なのかを知り、より青汁についての理解を深めましょう。

1.代表的な青汁の原料

青汁には色々な種類の植物が原料として使用されています。
この章ではその中でも代表的な青汁の原料である、ケール、大麦若葉、明日葉の栽培方法をお伝えします。
これらの原料は青汁の原料として広く使用されています。
家庭で栽培できる場合もありますので興味のある人は栽培に挑戦してみてください。

1-1.代表的な青汁の原料「ケール」の栽培法

ケールはヨーロッパの地中海原産の野菜です。
苦みや独特のにおいがありますが、その高い栄養価から青汁の原料として昔から使用されてきました。
現在でもケールの青汁は高い人気を誇ります。
ケールはキャベツの原種とされる植物で、キャベツと同じく涼しく、明け方は冷えるくらいの環境を好みますが、気温が5℃から25℃ほどでしたら成長できます。
ケールの栽培方法は以下の手順です。

1-1-1.種まき

種まきは3月から4月の暖かくなり始めた時期が適しています。
この時期に種をまくことで丈夫なケールが育ちます。
ケールは丈夫で比較的栽培が容易なので、家庭でも栽培を楽しめます。
業務用の青汁の原料になるケールは契約農家の大規模な農場で栽培されますが、家庭ではケールの種を種まき用の土を入れた3号ぐらいの育苗ポットに5,6粒ほどまいてみましょう。
まいた種の上から土を薄くかぶせます。
水はたっぷりと与えます。

1-1-2.間引き

発芽が確認できたら元気な苗を3本ほど残して間引くとより丈夫なケールが育ちます。
さらに成長し、本葉が5枚以上育った時点で大きめの鉢や畑などの地面に植え替えます。

1-1-3.植え替え

本葉が5枚以上育ったケールは9号で1株、60cmほどのプランターで3株ほど植えられます。
土は園芸店で販売されている野菜用の培養土を使用しましょう。
地植えをする場合は株同士の感覚を50cmほど開けます。
地植えの場合はケールが好む中性に近い弱酸性の土に植えましょう。
植え付けの半月前には1平方メートル辺り100gほどの苦土石灰をまいて耕しておきます。
植え付けの1週間前には有機配合肥料、完熟堆肥を仕込みます。

1-1-4.水やり

鉢やプランター、地面に植え付けをした後の水やりは、鉢やプランターの場合は土の表面が乾いてきたら下から水が通過するくらいたっぷりと与えます。
屋外の地面に植え付けた場合は特に水やりの必要はありません。
ケールの周りに雑草が生えてきたら抜くようにしましょう。

1-1-5.定期的な肥料の与え方

植え付け後にケールの葉が10枚以上になったら野菜用の肥料を一株に10gほど与えます。
その後は10日から2週間に一度の頻度で同じ量の肥料を与えましょう。

1-1-6.ケールの収穫時期

ケールの収穫時期は種まきから二カ月半から三ヶ月経った頃が最適です。
葉も大きく育ち、栄養価も高まっている最高の状態のケールが収穫できるでしょう。
メーカーの契約する大規模農家では種まきの時期をずらしてケールを複数回収穫できるように調整している場合もありますが、家庭でケールを栽培する場合は今回お伝えしたサイクルで栽培すると上手くいく確率が高まります。

1-2.代表的な青汁の原料「大麦若葉」の栽培法

続いてケールに負けないくらいの栄養素を含み、飲みやすいと評判の大麦若葉の青汁の原料になる大麦若葉の栽培法です。
大麦が日本に伝わった時代は弥生時代と古く、中国から伝来しました。
青汁の原料として使用される大麦若葉は大麦のまだ若い、穂がでる前の状態の葉を収穫します。
メーカーの青汁の原料の大麦若葉は、大規模農園で契約農家により栽培されます。
元々大麦は農家が畑で育てる植物というイメージがありますが、プランターなどの小規模なスペースでも栽培が可能です。
最近ではペット用のエサとして大麦若葉を栽培するキットも販売されています。
大麦は発芽をするために低温になる必要がある秋まきと発芽をするために低温になる必要がない春まきの種類があります。
原種は秋まきで冬を越して春から夏にかけて大きく成長する植物です。
日本では春まきの大麦が広く栽培されていて、北海道では春に種をまき、本州から九州では稲の収穫が終わった秋に春まきの種をまきます。
大麦若葉の栽培方法は以下の手順です。

1-2-1.種まき

大麦の種まきは本州から九州では9月下旬から10月下旬までの夏に比べて気温が下がってきた時期に行います。
株が大きく成長するので、株と株の間は15cmほど開けましょう。
北海道では雪が溶けた春に種まきをおこないます。
プランターなどで育てる場合は野菜用の土を使用します。
大麦は寒さに強い植物ですが、日光にしっかりと当たる場所で育てましょう。

1-2-2.水やり

農家などの大規模な農園では基本的に自然の降雨でまかなわれています。
プランターなどで育てる場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。

1-2-3.肥料の与え方

肥料は植物の育成に必要なチッソ、リンサン、カリが同じ配分のものを使います。
種まきをするプランターの土に肥料を混ぜ、大麦が成長してきたら再度肥料を土に混ぜます。

1-2-4.収穫時期

麦を収穫する場合、秋にまいた種から育った大麦は梅雨前の5月下旬から6月下旬に収穫します。
北海道で春に種をまいた大麦は8月に収穫します。
青汁にする大麦若葉の刈りとりは3月中旬から下旬に行います。
大麦は丈夫な植物で、一度刈りとってもまた若葉が生えてきます。
そこで一度目の大麦若葉の刈りとりの後、約一か月後にもう一度大麦若葉を収穫することができます。
メーカーの青汁の原料になる大麦若葉はプロの農家の管理の元、麦踏みなど独自の工程を経て刈りとります。
また、大麦若葉の細胞壁は硬いので、家庭で青汁にしても栄養が十分に吸収できない恐れがあります。
家庭で大麦若葉を栽培する場合は、観賞用またはペット用として楽しむ方が良いでしょう。

1-3.代表的な青汁の原料「明日葉」の栽培法

明日葉も青汁の代表的な原料の一つです。
元々は八丈島や伊豆諸島といった暖かい地方に自生している植物で、現地では天ぷらなどに調理して健康食として食べられてきました。
明日葉はせり科の植物なので、せり科の植物特有の苦みや香りがあります。
また、ケールや大麦若葉に負けない豊富な栄養素の中にはカルコンと呼ばれるフラボノイドが含まれています。
このカルコンには強力な抗酸化作用による活性酸素除去効果があります。
明日葉はコツさえつかめば家庭でも栽培できる植物です。
明日葉は暖かい地域の植物なので寒さが苦手です。
冬は株の周りを腐葉土で覆い、暖かくさせましょう。
家庭で栽培する際は明日葉の栽培方法は以下の手順です。

1-3-1.種まき

明日葉の発芽に適した温度は15℃から20℃です。
そのため春や秋が明日葉の種まきに向いています。
育苗ポットやプランターに野菜栽培用の土を入れ、明日葉の種をまき薄く土をかぶせます。
土は乾かないように水を与えましょう。
発芽して葉が5枚以上になったら育苗ポットの明日葉はプランターや地面に植え替えます。

1-3-2.植え替え

明日葉は深く根を張るので、一株を育てる場合は丈夫な株を残して間引きをします。
30cm以上の深さのある8号鉢で一株、70cmほどのプランターで二株を目安に植えましょう。
地面に植える場合は株同士を40cmほど開けて植えるようにします。

1-3-3.水やり

明日葉は水はけが悪いと根腐れを起こします。
鉢やプランターで育てる場合は土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。
地面に植える場合は雨水で十分です。

1-3-4.肥料の与え方

明日葉は化学肥料が苦手な植物です。
肥料は株が育ち、葉が5枚状になり植え替えを行ってから一か月か二カ月に一回、株の状態を見て油かすか鶏糞を少量(10g以下)与えます。

1-3-5.明日葉の収穫時期

明日葉は植え付けをしてから二年後に収穫ができます。
その頃には株が大きく育ち葉がたくさん付いているはずです。
年間を通して葉を収穫できますが、一番成長が盛んな時期は3月から4月です。
葉は摘んでもどんどん成長し伸びてくるので若い茎ごと摘んでゆきます。
また、株を長持ちさせるためには花が咲いたら花を摘んでしまうことです。
収穫した明日葉は天ぷらにしたり青汁を作ったりして楽しめます。

2.その他の青汁の原料

前章では青汁の代表的な原料の栽培方法をお伝えしました。
家庭で栽培した原料から安定して青汁を作ることは難しいと思いますが、青汁の原料の栽培を楽しみ、青汁への理解を深めることができます。
この章では代表的な青汁の原料以外の青汁の原料の栽培方法をお伝えします。

2-1.その他の青汁の原料「桑の葉」の栽培法

桑の葉もその豊富な栄養素に着目し、青汁の原料として使用されています。
桑の葉は元々養蚕用に蚕のエサとして使用されてきました。
また、桑の実も食用として古くから親しまれてきた日本人にとって身近な植物です。
寒さに強く日陰でも良く育ちますが、日当たりが良い方が葉を多く茂らせます。
桑の木は成長すると人間の背丈をはるかに超えて大きくなるので、家庭ではあまり大きくならない品種改良された種を栽培すると良いでしょう。
桑の木の栽培方法は以下の手順です。

2-1-1.苗植え

桑は種から育てると実をつけるまで3年以上かかるので苗を鉢植えや地植えにすることが一般的です。
最適な苗植えの時期は3月から4月ですが、秋から春にかけては苗を植えることができます。
栽培用の土は野菜用の培養土か赤玉土と腐葉土を6対4の割合で混ぜたものを使います。

2-1-2.水やり

常に適度な湿度を必要としますが、地植えでは基本的に水やりは不要です。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

2-1-3.肥料の与え方

春先と初夏に化成肥料を与え、年末の寒い時期には有機肥料を株の根元に与えます。

2-1-4.剪定にのしかた

桑は大きく成長すると剪定して形を整えます。
新しい枝がどんどん伸びてくるので古い枝を中心に剪定します。
剪定時期は実を収穫した直後と1月頃の年に2回行います。

2-1-5.収穫時期

桑の実の収穫時期はお住まいの地域により変わりますが、5月下旬から6月下旬頃です。
赤い実が黒く色づいたら収穫しましょう。
青汁に使用する葉は冬の葉を落とすとき以外の時期に摘むことができます。

2-2.その他の青汁の原料「クマザサ」の栽培法

クマザサの青汁は、抹茶のような飲み心地で飲みやすいといわれています。
クマザサを始め笹の仲間は日本中で広く栽培されています。
直射日光に長時間当たると葉が枯れる場合があるので、明るい日陰を好みます。
根が広い範囲で張るため、地植えをする場合は地中に仕切りを付けた環境で植えると良いでしょう。
鉢植えの場合はすぐに根詰まりを起こすので、大きめの鉢に植えます。

2-2-1.苗植え

笹の仲間は元々日本に自生しているのでどのような土でも成長します。
鉢植えにする場合は草花用の培養土を使用しましょう。

2-2-2.水やり

地植えの場合は特に水やりの必要はありませんが、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
土が乾燥すると枯れてしまうので気をつけましょう。

2-2-3.肥料の与え方

肥料を与えなくてもよく育ちます。
鉢植えでい今いち元気がないと感じる場合は株元に有機肥料を与えましょう。

2-2-4.クマザサ育成のポイント

クマザサや笹の仲間は繫殖力が旺盛で鉢植えにすると定期的に植え替えが必要になります。
地中に仕切りをして地植えにすると植え替えの手間が省けます。

2-2-5.その他

クマザサの葉は硬いために家庭で青汁を作ることには向いていません。
家庭で栽培する際は観賞用として楽しむと良いでしょう。

2-3.その他の青汁の原料「ゴーヤ」の栽培法

ゴーヤは別名ニガウリと呼ばれ、独特の苦みがある野菜です。
沖縄料理に広く使用され、栄養価も高いので青汁の原料としても使用されます。

2-3-1.種まき

種まきは気温が20℃以上になる春に行います。
指で浅く穴をあけて種をその中に数粒ずつまきます。
穴の間隔は20cmほど開けましょう。
穴の上に薄く土をかぶせ、乾燥させないように水やりをすると発芽します。

2-3-2.苗植え

苗から育てる場合は5月から6月に苗植えをします。
プランターに植える場合は60cmほどの幅で深さが30cm以上あるものに二株、地植えの場合は株同士を30cm以上開けて植えます。
成長するとどんどんツルを延ばしてくるので、園芸用のネットを設置するとネットにツルが絡まりさらに成長します。

2-3-3.水やり

土が乾かないように鉢植え地植え共にたっぷりと与えます。
午前中に一度、夕方に土が乾いていたらもう一度水やりをしましょう。

2-3-4.肥料

野菜用の培養土で育てれば肥料は不要ですが、それ以外の土の場合は植え付けをする際に化学肥料を混ぜ、その後は液体肥料を10日から2週間に一度の頻度で与えます。

2-3-5.収穫

夏に青々とした実がついたら収穫時期です。
収穫したゴーヤの実は炒め物などの料理に使用できますし、青汁の原料としても使用できます。
ゴーヤは元々苦みが強い野菜なので、ゴーヤから作られた青汁も強い苦みがあります。

2-4.その他の青汁の原料「クロレラ」の培養法

クロレラはとても小さな植物性の生物です。
昔から健康食品として広く活用されてきました。
最近では青汁の副原料としても使用されています。
クロレラは葉緑素の緑色をしています。
身近な池や河川でも普通に見られる生物で、水槽やペットボトルに入れ、日光に当てるだけで繁殖させることができます。
しかし、家庭で繁殖させたクロレラを青汁として使用するには、衛生面や繁殖量の問題で困難です。
また、クロレラの栄養をしっかりと吸収できる状態にするには、クロレラの細胞壁を破壊する必要があります。
そのため家庭で培養したクロレラは青汁の原料としては不向きです。
メーカーでは大規模なタンクでの培養などで大量にクロレラを培養し、青汁やクロレラ健康食品の原料として使用しています。

2-5.その他の青汁の原料「ユーグレナ」の培養法

ユーグレナは別名ミドリムシとも呼ばれる微小な生物で、植物と動物の中間種のような振る舞いをする生物です。
必須アミノ酸や様々な栄養素を含み、完全栄養食や新たなエネルギー源として注目されています。
ユーグレナを使用した健康食品は色々な種類があり、青汁の副原料としても使用されています。
また、ユーグレナを主原料としたミドリ汁という健康食品も販売されています。
ユーグレナの培養法はメーカーの開発チームが秘密を守っているので一般には公開されていません。
主に石垣島で大量に培養され、青汁やユーグレナ健康食品に加工され販売されています。

3.栽培可能な青汁の原料で青汁を作ってみよう

いかがでしたでしょうか?青汁の原料は栽培や培養が難しいものもありますが、家庭で栽培できるものもあります。
それらの原料の植物を栽培し、家庭でオリジナルの青汁を作ってみてはいかがでしょう?
普段青汁を購入している人は市販の青汁との違いも楽しめるでしょう。
青汁を飲む楽しみや、原料の植物を栽培する楽しみを味わってみることも面白いと思います。

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