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青汁の添加物(乳化剤)

青汁にはその種類により添加物が使用されることがあります。
乳化剤も青汁に添加される場合がある添加物のひとつです。
今回は乳化剤について詳しくお伝えします。

1.乳化剤とは

乳化剤という名称は、食品の成分表示でよく見かけると思います。
乳化剤はそれだけ多くの食品に添加されているといえます。
乳化剤は界面活性剤に分類されます。
界面活性剤、乳化剤の主な役割は、食品の複数の成分を均一に混ぜ合わせた状態を保つことです。
例えば水と油は混ざりにくく、同じ容器に入れて放置しても混ざりません。
そのようなそのままでは混ざりにくい物質同士を、混ぜることができるようにする性質が乳化剤にあります。
このように通常は混ざりにくい性質の物質を混ぜ、均一にすることを乳化といいます。
配合される成分が多い食品ほど乳化剤が添加されることが多く、青汁もそのような種類の青汁に乳化剤が添加されます。
界面活性剤、乳化剤は食用の他に洗剤やシャンプー、化粧品などを乳化する際にも使用されています。
本来は混ざらない物質同士を混ぜることができる乳化剤があるお陰で様々な食品や工業品が生みだされました。
乳化剤は現代人の生活を陰で支えているものともいえるでしょう。

2.乳化剤のその他の役割

乳化剤には物質を混ぜ、均一になった状態を保つ効果がありますが、その他にも様々な役割があります。
青汁やその他の食品には以下のような乳化剤の作用が用いられています。

2-1.消泡作用

乳化剤を使用することで食品の泡立ちを防ぎます。
この作用で見た目の美しさや成分の均一性を維持します。

2-2.滑沢作用

乳化剤は錠剤タイプの青汁など、錠剤を製造する際に使用されることがあります。
乳化剤が使用されることで、原料がスムーズに機械の中を移動できるようにし、製造しやすくします。
また、製造された錠剤に光沢をだす効果もあります。

2-3.可溶化作用

水に溶けにくい物質を水分中に均等に分散させて、まるで水に溶けているかのような効果を生みだします。

2-4.その他の乳化剤の作用

その他にも乳化剤には、食品の湿度を保つ作用やある種の菌類に対する抗菌作用などがあります。
乳化剤の様々な作用は、青汁や色々な食品の品質の維持に使用されているのです。

3.代表的な乳化剤の種類

乳化剤には以下のような代表的な種類があります。
食品の成分表示では、単に乳化剤、または「乳化剤(~由来)」という表記で記載されることが多いため、どの種類の乳化剤が使用されているかは不明なことが多いのですが、多くの場合下記の乳化剤のいずれかが使用されています。

3-1.ショ糖脂肪酸エステル

砂糖の主成分であるショ糖と油から生成された脂肪酸をもとに作られる界面活性剤で、主に食品用の乳化剤として使用されています。
アイスクリームやチョコレート、パンなどの品質の劣化を防止する目的で使用さることが多い乳化剤です。

3-2.ソルビタン脂肪酸エステル

この乳化剤は、ソルビトールという糖アルコールから得られるソルビタンという物質と脂肪酸を元に作られます。
食品の乳化の他に、泡立ちを防ぐ消泡、製造時の離型剤、粉末状の食品の粉末性の向上などの用途でも使用されます。
また、他の界面活性剤、乳化剤と混ぜて使用することもあります。
食品の他にも化粧品や医薬品に添加されることもあり、幅広い分野で使用されている乳化剤のひとつです。

3-3.プロピレングリコール脂肪酸エステル

脂肪酸とプロピレングリコールという物質を元に作られる乳化剤です。
しかし、食品の乳化目的で使用されるよりも、食品の泡立ちを良くする目的や、反対に泡立ちを防ぐ目的で使用されることが多い添加物です。

3-4.グリセリン脂肪酸エステル

最も多く使用されている乳化剤です。
グリセリンというアルコールの一種と脂肪酸を元に作られる乳化剤で、パンの製造で使用されることが多く、その他にも保湿や消泡、食品の形を維持するためなどで添加されます。

3-5.レシチン

レシチンはほとんどの動植物の体内に存在する脂質の一種です。
乳化作用があることから、主に大豆や卵の黄身から得られるレシチンが乳化剤として使用されています。
青汁などでレシチンが添加される場合は成分表示に「乳化剤(大豆由来)」などと表示されることがあります。
大豆から得られるレシチンを大豆レシチン、卵の黄身から得られるレシチンを卵黄レシチンと呼びます。

3-6.サポニン

サポニンは、様々な植物に存在する成分で、植物の種類によっては毒性が強いものもあります。
食品添加物として用いられるサポニンは、お茶の種子や大豆から得られるものを使用しています。

4.乳化剤が含まれる青汁

青汁の中で乳化剤が含まれているものには、青汁の代表的な原料であるケールなどの植物の他に、様々な成分が配合されている青汁があります。
このようなタイプの青汁は、配合される成分が多いために中には成分同士が混ざりにくいものや、均一に混ざらないものもあるので、乳化剤の作用でそれらの成分を均一に混ざった状態を維持しています。
また、ゼリータイプの青汁などにも乳化剤が添加される場合があります。
ゼリータイプの青汁の形状の維持や成分の均一化、保湿などの目的で使用されます。
その他にも錠剤タイプの青汁を製造する際の効率性の向上目的やできあがった錠剤タイプの青汁の見た目の美しさの向上のために使用されることもあります。

5.乳化剤の安全性

青汁や様々な食品に添加される乳化剤は安全なのでしょうか?もちろん食品に添加される乳化剤や、化粧品やシャンプーなどに使用される界面活性剤は安全性を考慮し、摂取や使用をしても問題ない範囲で添加されています。
過去には洗剤などに含まれている界面活性剤が排水から河川に流れだし、深刻な水質汚染を起こしたことがあります。
現在でも水質汚染の防止は完ぺきではありませんが、乳化剤や界面活性剤の改良が進み、それらの多くが分解されて無害化されるものとなっています。
そのため乳化剤、界面活性剤の安全性は向上しているといえます。
しかし人により過敏に症状が表れる場合もあるので、普段の食事から摂取する乳化剤の総量はなるべく少なく抑えた方がよいでしょう。

6.自分に合う青汁を選びましょう

いかがでしたでしょうか?青汁には添加物として乳化剤が含まれているものがあります。
それらは安全性を考慮して添加されています。
乳化剤の添加が必要な、青汁の主原料以外に多くの成分が含まれている青汁が飲みたい人や、ゼリータイプの青汁が好みの人は乳化剤を摂取することになりますが、推奨される用量を守って飲む分には問題ないでしょう。
その際は他の食品から摂る乳化剤の量にも気をつけるようにしましょう。
また、どうしても添加物を摂りたくない場合は無添加の青汁を飲むようにしましょう。
自分に合う青汁を選び飲むことが大切です。
自分に合う青汁を飲むことで、健康を維持してゆきましょう。

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