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青汁の素材(ユーグレナ)

ユーグレナは近年注目されている生物です。
地球上の中で唯一といわれる動物と植物の両方の特徴を持ち合わせた生物で、サプリメントとして普及しているほか青汁の素材としても利用されています。
今回はこのユーグレナについて詳しくお伝えします。

1.ユーグレナとは?

ユーグレナとは、恐竜が繁栄していた時代よりも古くから地球上に存在した生物で、その発生時期は5億年以上も前だといわれています。
体調はわずか0.1㎜ほどと大変小さく顕微鏡を使用して確認できる大きさです。
ユーグレナにはミドリムシという和名があります。
現在100種類以上のユーグレナの仲間が確認されていますが、ユーグレナグラシリスという種類のユーグレナが石垣島などで大量に培養されてサプリメントや青汁の素材として使用されています。
ユーグレナは身近な川や沼でも見ることができる生物ですが、安定的に安全で衛生的な環境で大量に培養することは難しく、メーカーの優れた技術により大量に培養されたユーグレナグラシリスが健康食品の素材として使用されています。

2.ユーグレナの特徴

ユーグレナの最大の特徴は植物と動物、両方の特徴を併せもつことでしょう。
植物のように体内に葉緑素をもち、光合成をおこないエネルギーを生産するのですが、鞭毛という触手を動かして動物のように移動することもできます。
さらにユーグレナの体は通常植物にあるはずの細胞壁が存在しない構造です。
このことはユーグレナが優れた健康食品として扱われる理由のひとつで、通常の植物にある細胞壁がないためユーグレナに含まれている栄養素の吸収をたやすくしています。
そのためユーグレナを使用したサプリメントや青汁の栄養素の吸収率は高いのです。
ユーグレナに含まれている栄養素も59種類以上の有効成分が確認されており、ユーグレナを含んだサプリメントや青汁は一度に多くの栄養素を摂取できるので人気があります。

3.ユーグレナに含まれている栄養素とその効果

ユーグレナにはミネラル類が9種類、ビタミン類が14種類、アミノ酸類が18種類、不飽和脂肪酸が11種類、そのほかの有効成分が7種類と59種類もの栄養素が含まれています。
そのためユーグレナを摂取するだけで人間は生きてゆけそうな気がしますが、ユーグレナを素材としたサプリメントや青汁だけではそれだけで生存できるほど大量に摂取することはできませんので、普段の食事もしっかりと摂る必要があります。
しかし、ユーグレナを素材として使用したサプリメントや青汁は、食生活のバランスをサポートし身体を健康に導く強力な味方になることは事実といえるでしょう。
以下にユーグレナに含まれている代表的な栄養素とその効果をお伝えします。

  • ・カルシウム
  • ・鉄
  • ・亜鉛
  • ・必須アミノ酸
  • ・パラミロン
  • ・ビタミン類
  • ・DHA
  • ・EPA
  • ・葉緑素

3-1.カルシウム

カルシウムはユーグレナに豊富に含まれているミネラルのひとつです。
カルシウムはマグネシウムと共に骨や歯を形成する主要な成分です。
カルシウムを十分に摂取することで丈夫な骨や歯を形成することができます。
また、カルシウムは神経に作用してイライラを静める効果もあります。
カルシウムは骨や歯の維持に必要なばかりか、精神的にも効果のある成分なのです。

3-2.鉄

鉄は赤血球が酸素を運ぶ際に必要な成分です。
赤血球の中にあるヘモグロビンが全身に酸素を運ぶことで身体は生命を維持することができます。
人間は水や食事を摂らなくても数日から数十日間は生きてゆくことができますが、酸素がない状態では10分もたたないで死亡してしまいます。
それだけ酸素は生命維持に重要な成分ですが、鉄が不足すると体内で酸素の供給が上手く行われずに様々な体調不良が表れてきます。
ユーグレナには鉄も含まれています。
その量はわずか1gのユーグレナでほうれん草約50gもの鉄の量に匹敵します。

3-3.亜鉛

亜鉛は普段の食生活で不足しがちなミネラルです。
亜鉛はタンパク質の代謝や合成に関わる成分で、髪や爪の健康や味覚の正常な状態の維持にも関わっています。
また、亜鉛は様々なホルモンの合成にも関わる成分で、女性ホルモンの分泌を活性化させる作用があるほか、健康な精子の形成にも関わっています。
ユーグレナには1g中にクルマエビ50g分の亜鉛が含まれています。

3-4.必須アミノ酸

ユーグレナには必須アミノ酸(トリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン)がすべて含まれています。
あアミノ酸は生物の身体を構成するタンパク質の成分として生命を支える根本的な成分です。
アミノ酸は必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分けられます。
必須アミノ酸とは体内で合成することができないアミノ酸のことで、食事で摂取する必要があります。
ユーグレナには必須アミノ酸をはじめ、多くの非必須アミノ酸が含まれています。
食品のアミノ酸のバランスの良さを表すアミノ酸スコアという指標で、ユーグレナのアミノ酸スコアは83です。
アミノ酸スコア100が最高値なので、ユーグレナのアミノ酸スコアは高いといえます。
ユーグレナはアミノ酸の摂取にも向いているのです。

3-5.パラミロン

パラミロンはユーグレナ特有の成分です。
炭のように多孔質の形状をしている成分で、体内に摂取すると有害物質や老廃物、脂質を吸着して体外へ排出するデトックス効果があります。
またパラミロンには免疫力の向上効果もあるといわれています。

3-6.ビタミン類

ユーグレナにはビタミン類全14種(α-カロテン、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)がすべて含まれています。
通常の青汁は動物性の食品に含まれているビタミンB12は含まれていませんが、ユーグレナには動物の特徴もあり、ビタミンB12も含まれています。
それぞれのビタミンの含有量も高く、例えばビタミンB1は生のレバーで約50g分、ビタミンB12は卵の黄身約50g分含まれています。
ビタミンはそれぞれが大切な役目があり、ビタミンCの抗酸化作用や免疫力の向上効果やコラーゲンの生成を促し肌のハリを維持する効果、ビタミンB1の糖質を分解してエネルギーに変え、活力を得る効果、ビタミンKの止血作用や葉酸の細胞の生まれ変わりを促す効果などビタミン類の効果は身体の健康や維持に欠かせません。
因みに目や皮膚、粘膜の健康を維持するビタミンAはβカロテンが体内で変換されて生成されます。
すべてのビタミンが高い含有量で含まれるユーグレナは優れたビタミンの補給源といえます。

3-7.DHA

DHAは青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸の一種です。
動物の特徴があるユーグレナにも含まれており、体内で様々な健康効果を発揮します。
DHAの代表的な効果に記憶力や思考力の向上があります。
DHAは神経細胞の発育を促し、神経伝達物質の伝達量を増やすことで記憶力や判断力など思考力を向上させるのです。
またDHAには血管壁を柔らかくして血流を改善する効果や目の網膜の健康を維持して視力を改善、維持する効果もあります。

3-8.EPA

EPAはDHAと同じく青魚に多く含まれている必須脂肪酸の一種ですが、ユーグレナにも含まれています。
精神を落ち着かせる作用があるほか、血管内で血栓ができることを予防するので、血栓が原因で発症する脳梗塞や心筋梗塞などの様々な生活習慣病の予防に効果があります。

3-9.葉緑素

ユーグレナは動物と植物の特徴を併せ持つ不思議な生き物ですが、植物の特徴である光合成をおこないエネルギーを生産しています。
光合成をおこなう際に必要な成分が葉緑素です。
ユーグレナにはこの葉緑素が含まれています。
葉緑素は別名クロロフィルとも呼ばれ、他の青汁の素材にも含まれています。
葉緑素には消臭効果があるほか、有害物質を吸着して排出するデトックス効果、抗酸化作用による余剰に発生した活性酸素を除去する作用があります。
また、体内で鉄と結び付き酸素を運ぶヘモグロビンに変換されて利用される成分でもあります。

4.ユーグレナの注意点

ユーグレナには実に様々な栄養素が含まれています。
また、植物と違い細胞壁がないために栄養の吸収率も高い特徴があります。
しかし、ユーグレナには他の青汁の素材に含まれている食物繊維は含まれていません。
その代り食物繊維と似たような作用を持つパラミロンが含まれています。
もしも他の青汁のように食物繊維も摂取したい場合にはユーグレナに大麦若葉など食物繊維が含まれている素材がミックスされた青汁を飲むようにしましょう。

5.ユーグレナは理想的な青汁の素材

ユーグレナは動物と植物、どちらの特徴も備えた生物で、栄養面でも理想的なバランスを持っています。
ユーグレナはその有益性が以前から注目されていましたが、大量に培養する技術が確立できずにいました。
しかし近年ユーグレナの大量に培養する技術が確立されてサプリメントや青汁の素材として使用されるようになりました。
ユーグレナは59種類もの栄養素と高い栄養の吸収率を誇る理想的な青汁の素材といえます。

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