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青汁の素材(クマザサ)

青汁の素材のひとつのクマザサがあります。
クマザサから作られた青汁はケールや大麦若葉の青汁に比べると多くはありません。
しかし、クマザサにも他の青汁の素材に負けない栄養素が含まれています。
今回はクマザサについてお伝えします。

1.クマザサとは

クマザサとは笹の仲間の植物で、北は北海道から南は鹿児島県の離島まで広く自生しています。
とても丈夫な植物で、色々な土壌の質に適応します。
クマザサは一年中葉が茂る常緑の植物です。
冬になると葉の縁が白く変色して隈取りをしているように見えます。
そのため隈笹(クマザサ)と呼ばれるようになりました。
クマザサは日本庭園でクマザサが良く栽培され、観賞用として和風の雰囲気を演出します。
ただし、繫殖力が旺盛なクマザサはどんどん根を伸ばして繁殖するので、地中に仕切りがないと庭中に増えてしまいます。
栽培をする際は地中に仕切りをするか鉢植えで楽しみましょう。
クマザサには豊富な栄養素が含まれているため、近年青汁の素材として注目されています。
民間では古くから民間薬として利用されてきました。
主にやけどや皮膚の病気の治療に用いられましたが、地域によっては喘息の治療にも用いられていました。
クマザサは観賞用から民間療法まで広く人々に親しまれてきたのです。

2.クマザサに含まれている主な栄養成分とその効果

民間療法として広く利用されてきたクマザサですが、さらにクマザサの葉にある高い殺菌作用、抗菌作用を利用して、食品を保存する知恵もありました。
クマザサを利用して保存効果を高めた代表的な食品に笹寿司や笹団子、チマキなどがあります。
昔の人もクマザサの殺菌作用に気づき、利用していたのです。
そして現代の研究でクマザサに含まれている様々な栄養素の有効性が確認され、青汁の素材として利用されるようになったのです。
クマザサにはビタミン類、ミネラル類、食物繊維や葉緑素などが豊富に含まれており、青汁の素材としての条件を満たしています。
クマザサに含まれている代表的な栄養素には以下のようなものがあります。

  • ・バンフォリン
  • ・ビタミンB1
  • ・ビタミンB2
  • ・ビタミンC
  • ・ビタミンK
  • ・クロロフィル(葉緑素)
  • ・食物繊維
  • ・鉄
  • ・カルシウム
  • ・安息香酸

以上のクマザサに含まれている代表的な栄養素について詳しくお伝えします。

2-1.バンフォリン

クマザサに含まれているバンフォリンは多糖類の一種です。
防腐効果がある他、人体に摂取すると細胞膜を強化して免疫力を向上させる効果も確認されています。

2-2.ビタミンB1

ビタミンB1は水溶性のビタミンの一種です。
糖質をエネルギーに変えて身体の活力を維持するビタミンで、疲労回復のビタミン、活力を生み出すビタミンとして知られています。
白米の主成分である糖質をエネルギーに変えるために必要ビタミンなので、白米を主食とする日本人にとって大切なビタミンです。
このビタミンB1が不足すると、めまいなど様々な症状がでてきますが、ビタミンB1が不足することで発症する代表的な病気が脚気です。
脚気は症状が重くなると死亡することもある恐ろしい病気ですが、ビタミンB1を十分に摂取できれば防ぐことができます。
またビタミンB1は脳の働きを良くする作用もあります。
ビタミンB1が不足すると頭の回転が鈍くなり、イライラの原因にもなるので、ビタミンB1の不足に注意しましょう。
水 溶性のビタミンB1は汗と共に失われやすいので、汗をたくさんかく夏場には積極的にビタミンB1を摂取する必要があります。
ビタミンB1は、クマザサに含まれる代表的な栄養素のひとつです。

2-3.ビタミンB2

ビタミンB2もクマザサに含まれる代表的な栄養素のひとつです。
ビタミンB2もビタミンB1と同じく水溶性のビタミンですが、水には比較的溶けにくく、紫外線に弱い性質があります。
ビタミンB2はビタミンB1と共に糖質のエネルギー代謝に関わっています。
糖質の他にも脂質やタンパク質の代謝にも関わるビタミンです。
特に脂質の代謝に関わるビタミンで、ビタミンB2が脂質の代謝を他の酵素と共におこなうことで皮膚の代謝がスムーズになり、肌や髪、爪の健康や美しさが保たれます。
ビタミンB2は身体のスムーズな代謝を促進してくれます。
脂質や糖質の代謝を良くすることで糖尿病や生活習慣を防ぎ、健康で美しい皮膚や髪、爪を維持する効果があります。

2-4.ビタミンC

美容や健康に高い効果を発揮することで有名なビタミンCもクマザサに含まれる代表的な栄養素のひとつです。
ビタミンCは水溶性のビタミンです。
そのため過剰に摂取しても汗などと共に体外へ排出されるので、安全性が高い栄養素といえます。
しかしその反面、体内に蓄えることができない成分でもあります。
クマザサから作られた青汁などビタミンCが含まれている食品から積極的に摂取するとよいビタミンです。
ビタミンCには強力な抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは活性酸素を除去する作用のことです。
活性酸素は体内に侵入した細菌などを無害化するために必要なものですが、余剰に発生すると細胞まで攻撃してしまい、老化や病気の原因となります。
ビタミンCは余剰に発生した活性酸素を除去してくれるので、若さや健康を保つ効果が期待できます。
その他にもビタミンCにはシミやそばかす、肌のくすみの原因のひとつであるメラニン色素の沈着を防ぎ美肌を守る効果やコラーゲンの生成を助けて肌のハリを維持する効果、白血球の働きを高めて免疫力を上げる効果やストレスへの耐久力を上げる効果など実に様々な効果を発揮します。

2-5.ビタミンK

クマザサに含まれる代表的な栄養素のひとつであるビタミンKは止血のビタミンと呼ばれるビタミンです。
ケガなどで出血をした際に血液を凝固させて止血をする作用があります。
また、骨からカルシウムが溶けだすことを防ぐ働きもするビタミンです。
ビタミンKは脂溶性のビタミンです。
油分のある料理と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
ビタミンKを摂取する際には注意点があります。
その注意点とは、ワルファリン(別名ワーファリン)の服用者はビタミンKが含まれている食品の摂取を控えるようにするという点です。
ワルファリンは血液を固まりにくくする薬で、血管内で血液が固まり血栓ができることを防ぎます。
ワルファリンは血栓が血流を阻害して起こる脳梗塞や心筋梗塞の予防や治療に使用されます。
ワルファリンの服用者はビタミンKが含まれる食品の摂取は控えるようにします。

2-6.クロロフィル(葉緑素)

植物に含まれる緑色をした成分で、植物が光を利用してエネルギーを生みだす光合成をおこなう際に必要な成分です。
クマザサに含まれるクロロフィルには抗菌作用や脱臭作用があり、古くから食物の保存に使用さてきました。
体内に摂取すると口内の抗菌作用による口臭予防効果も期待できます。
さらにクロロフィルは動物や人間の体内で酸素を運ぶ役目のある血液中のヘモグロビンに構造が似ており、ヘモグロビンの働きをサポートする効果もあります。

2-7.食物繊維

クマザサの硬い葉には良質の食物繊維が含まれています。
クマザサの葉はその硬さから食用には向かないものですが、加工技術の進歩で微細粉末化が可能となり、青汁の素材としてクマザサの葉から作られる青汁を飲むことで、良質な食物繊維の摂取が可能になりました。
クマザサに含まれている食物繊維には2種類の食物繊維があります。
一つ目が不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は水分に溶けませんが、水分を吸収して膨張します。
そして腸壁を刺激して腸の運動を活発化し、排便を促し栄養の吸収率も高めます。
また、毒素などを吸着して排出させるデトックス効果もあります。
二つ目の食物繊維は水溶性食物繊維です。
こちらは水に溶けてドロドロのゲル状になり、余剰な脂質や糖質の吸収を抑えるので糖尿病や肥満の予防や改善に繋がります。
さらに腸内で善玉菌のエサとなり善玉菌を増やす作用もあります。
その作用で腸内環境を改善し、免疫力を向上させ健康な身体へと導いてくれます。

2-8.鉄

血液中のヘモグロビンが酸素を運ぶ際に必要な成分です。
クマザサにはこの鉄分が含まれており、クマザサを素材とした青汁を飲むことでヘモグロビンが全身に酸素をスムーズに運ぶ働きを高めることができます。

2-9.カルシウム

クマザサには良質なカルシウムも含まれています。
クマザサのカルシウムをはじめ植物性のカルシウムは動物性のものよりも吸収しやすいといった特徴もあります。
カルシウムは骨や歯の主要な構成成分です。
骨や歯の健康を維持するために必須な成分ですが、精神的にもイライラを抑える作用があり、心の安定にも必要な成分です。

2-10.安息香酸

クマザサには安息香酸という成分も含まれています。
この成分には解毒作用や殺菌作用があります。
体内に摂取すると毒素を解毒する効果や胃に存在する場合があるピロリ菌などの胃の炎症を引き起こす細菌を殺菌してくれる効果を発揮します。

3.クマザサの注意点

クマザサは安全性が高く栄養価も高い、全国で一年中見ることができる植物です。
市販されているクマザサの青汁を飲む分には特に注意点はありませんが、自分でクマザサを栽培する場合はクマザサの葉がシャープで硬いために手などを切らないよう注意が必要です。
また、葉が硬いため自家製の青汁を作っても栄養素を十分に吸収できない恐れがあります。
栄養素の吸収率が良いクマザサの青汁を飲みたい場合は、微細粉末化されて栄養の吸収率が高まっている市販のクマザサの青汁を飲むようにしましょう。

4.クマザサは多くの健康効果がある身近な植物

クマザサは日本列島の北から南まで広く自生している身近な植物です。
そして様々な栄養素を含んでおり、古くからその効用から広く利用されてきた植物でもあります。
クマザサは青汁の素材として代表的な素材のケールや大麦若葉にも負けない良質な素材といえるでしょう。

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