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抹茶と青汁の違い

抹茶と青汁はどちらも緑色で見た目は似ています。
健康にも良い効果のある抹茶と青汁ですが、両者の間にはどのような違いがあるのでしょうか?今回は見た目が似ていても中身は大きな違いがある抹茶と青汁についてお伝えします。

1.抹茶と青汁

抹茶とは緑茶の一種です。
鎌倉時代に中国から伝わったとされる説が有力です。
原料である碾茶は、茶葉を特殊な製法で加工したものを臼や機械で粉末化したもので美しい緑色をしています。
清涼感あるほのかな甘みが特徴です。
抹茶は一般的に広く飲み物として飲まれる他、日本の伝統文化である茶道の飲み物としても使用されます。
また、アイスクリームやケーキ、クッキーなどにも配合されます。
抹茶味のお菓子類は抹茶特有の風味があり人気があります。
一方青汁は原料であるケールや大麦若葉、明日葉や桑の葉などを微細粉末化して搾って作ります。
日本では千年近く前から野菜をすり潰してその汁を飲む習慣があったとする説がありますが、現在販売されている青汁は、比較的近代の、1940年代ごろから広まり始めました。
抹茶と同じく緑色をしていて一見抹茶と区別がつかないこともあります。
青汁はそれぞれの原料で味が変わりますが、ケールの青汁は強い苦みがあり、その他の原料の青汁もケールほどではありませんが苦みがあります。
高い栄養価を誇り、健康食品として広く飲まれています。
青汁も抹茶のようにお菓子類に混ぜて食べることができますが、製品としては液体タイプや粉末タイプが主流です。
抹茶と青汁にはこのように見た目とは裏腹に大きな違いがあります。

2.抹茶と青汁の違い

一見見た目は同じでも、大きな違いがある抹茶と青汁。
この章では抹茶と青汁の違いについてさらに詳しくお伝えしてゆきます。
それぞれの違いや特徴を知り、健康に役立てて頂ければ幸いです。

2-1.抹茶と青汁の違い1・栄養素の違い

抹茶と青汁では共通する栄養素もありますが、それぞれ固有の栄養素もあります。
また、共通する栄養素もその含有量に違いがあります。
例を挙げると、抹茶100gにビタミンCは約60mg含まれていますが、ケールの青汁にはビタミンCが約240mgと4倍ほど多く含まれています。
青汁の原料の違いで抹茶と共通する栄養素の含有量も変わりますが、青汁の方が抹茶よりも含有量が多く含まれています。

2-1-1.抹茶固有の栄養素1・カフェイン

抹茶と青汁には共通する栄養素の他に、固有の栄養素もあります。
抹茶固有の栄養素の一つがカフェインです。
カフェインは抹茶やコーヒーに含まれる苦みをもった成分です。
一般に知られているように、脳の覚醒効果があり、仕事や勉強の前にカフェインを摂取すると頭が冴えるので能率が上がり効果的です。
また、カフェインにはエネルギーを熱として発散させる作用があり、脂肪を燃焼させる効果もあります。
その他にアルツハイマー病の原因となるある種のタンパク質の合成を阻害する作用も確認されており、アルツハイマー病の予防にも期待ができる成分です。

2-1-2.抹茶固有の栄養素2・カテキン

抹茶には青汁に含まれていない、カテキンという成分が含まれています。
カテキンは植物の苦みや渋みを感じさせるポリフェノールの一種です。
カテキンには胆汁酸の排出を促し、胆汁酸の材料になる脂肪を体内で消費させて、コレステロール値を下げる効果があります。
また、抗酸化作用があることから、余剰な活性酸素を除去して老化を遅らせる効果もあります。
その他にも高い抗菌作用、殺菌作用で虫歯を予防し、口臭を防ぐ効果があります。
また、カテキンが含まれる緑茶を飲む習慣がある地域では胃に存在するピロリ菌がカテキンの作用で殺菌され、ピロリ菌が原因で発症する胃がんの発症率が5分の1まで低下していました。
このようにカテキンには様々な健康効果があります。

2-1-3.青汁固有の栄養素1・メラトニン

青汁にも青汁に含まれる固有の栄養素があります。
青汁固有の栄養素は青汁の原料の違いで変わります。
ケールを原料とした青汁にはメラトニンという成分が含まれています。
メラトニンは覚醒と睡眠のリズムを整える作用があり、質の良い睡眠を促します。
また、強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去し、年齢以上の老化を防ぐ働きもあります。

2-1-4.青汁固有の栄養素2・カルコン

明日葉を原料とした青汁にはカルコンという成分が含まれています。
明日葉の茎を切ると黄色い汁がでてきますが、この汁の中には明日葉固有の成分であるカルコンが含まれています。
カルコンにも強い抗酸化作用で活性酸素を除去する作用があります。
カルコンはその高い抗酸化作用で血中の脂肪の酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
その他にも内臓脂肪を減少させる効果や血糖値を下げて生活習慣病を予防する効果があります。

2-2.抹茶と青汁の違い2・健康効果の違い

上記のように、抹茶と青汁では含まれる栄養素の含有量の違いや成分自体の違いによる健康効果の違いがあります。
どちらにもそれぞれ有益性がありますので、ご自身の目的に合わせて摂取することが望ましいでしょう。

2-3.抹茶と青汁の違い3・形状や状態の違い

抹茶と青汁では形状や状態に違いがあります。
一般的な飲み方はどちらも液状のものを飲むのですが、抹茶はお菓子類に加工されて食べることもできます。
また、青汁もホットケーキに混ぜたり、カレーやシチューに混ぜて食べることもできます。
青汁には製品ごとに様々な形状があります。
そのまま飲める液体タイプや、抹茶と同じような状態の粉末タイプ。
携帯に便利で飲みやすい錠剤タイプなどがあり、色々な生活スタイルに合わせて飲むことができます。

3.抹茶と青汁は相性が良い

ここまでお伝えしてきましたように、抹茶と青汁にはその原料や含まれている成分、得られる効果や形状に違いがありますが、どちらも多くの人に愛飲されている日本人に馴染みのある飲み物です。
その効果や成分に大きな違いがある抹茶と青汁ですが、実は抹茶と青汁は相性が良い飲み物でもあります。
そのため青汁の中には抹茶を配合したものも多く販売されています。
抹茶が配合されることで抹茶の清涼感が加わり、飲みやすい青汁になります。
抹茶入りの青汁はホットにしても楽しめるものもあります。
また、青汁の健康効果と抹茶の健康効果がどちらも得られるので健康効果も高まります。
ただし、抹茶入りの青汁には抹茶の成分であるカフェインが含まれています。
カフェインは前述の通り脳の覚醒効果や脂肪の減少効果などの健康効果がある成分ですが、人によりカフェインの成分が効きすぎて夜に眠れなくなることもあります。
就寝直前の抹茶入りの青汁の摂取は控えた方が良いでしょう。
また胎児はカフェインの分解力が未熟で、母体がカフェインを摂取すると、長時間カフェインが胎児の体内に残ってしまいます。
そのため妊娠中の女性も抹茶入りの青汁は控えた方が良いでしょう。
以上の点に注意して抹茶入りの青汁を飲めば、お互いの成分が補い合い相乗効果が期待できます。

4.上手に青汁と抹茶を食生活に取り入れよう

いかがでしたでしょうか?抹茶と青汁は大きな違いがある飲み物です。
しかしどちらにも健康に良い優れた飲み物であることは共通しています。
今回の記事を読むことで抹茶と青汁、それぞれの特徴を理解して頂けましたら幸いです。
抹茶と青汁を日々の食生活に上手に取り入れて、健康な生活を実現してゆきましょう。

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