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青汁の栄養素(ナトリウム・カリウム)

青汁に含まれている栄養にナトリウムとカリウムがあります。
このふたつの栄養素にはそれぞれ固有の効果がありますが、体内でお互いが拮抗して影響し合う栄養素でもあります。
今回はお互いの関係が深い青汁の栄養素であるナトリウムとカリウムについて詳しくお伝えします。

1.青汁の栄養素、ナトリウム・カリウムの特徴

青汁の栄養素であるナトリウムとカリウムは、共に体内で生産できないミネラルです。
どちらも食品から摂取することで吸収する必要がありますが、ナトリウムは塩分として多くの食品から摂取しています。
またカリウムもバナナやアボカドなどに多く含まれていて、普段の食事で手軽に補給できる栄養素ですが、近年の食生活の変化で摂取量が不足することもある栄養素です。
ナトリウムは体内では細胞の外側に多く存在しています。
一方カリウムは細胞の内側、細胞内に多く存在しています。
ナトリウムとカリウムは細胞の外側と内側でお互いにバランスをとりながら存在しています。
そのためどちらかが不足したり過剰に摂取した場合にはそのバランスが崩れてしまい、身体に悪い影響がでることがあります。
近年食生活の変化から塩分を多く含む食品の摂取量が増加して、ナトリウムの摂取量が増えました。
その摂取量にカリウムの摂取量が追いつかずに不足する例が増加しています。
塩分を多く摂る食生活が多いと感じる人は特にカリウムが多く含まれている青汁などから意識的に摂取をして、ナトリウムとカリウムの摂取量のバランスを保つ必要があります。

2.ナトリウム・カリウムの1日の推奨摂取量

ナトリウムとカリウムにはそれぞれ推奨される1日の摂取量目安があります。
その摂取量を守ることでより健康的な身体を維持することに繋がります。

2-1.ナトリウムの1日の推奨摂取量

ナトリウムの1日の摂取量目安は、塩分に換算すると、成人男性で8g未満、成人女性で7g未満です。
純粋にナトリウムのみでの1日の推定される必要量は成人男性、成人女性共に1日600mg(塩分では1.5g相当)です。
しかし、日本人の塩分の摂取量は多い傾向にあり、成人の塩分の摂取量は平均で11gを超えています。
普段から多く塩分を摂取していると感じる人は、過剰摂取に注意する必要があるでしょう。

2-2.カリウムの1日の摂取量目安

カリウムの1日の摂取量目安は成人男性で2500mg、成人女性で2000mgです。
しかし、日本人のカリウムの摂取量は年々減少傾向にあり、カルシウムや食物繊維と共に日本人が積極的に摂取すべき栄養素のひとつとして位置づけられています。
特に高血圧を予防したい場合には多く摂取すべき栄養素で、その場合は1日に3500mgほどの摂取が推奨されます。

3.代表的な青汁の原料に含まれるナトリウム・カリウムの量

代表的な青汁の原料には、それぞれにナトリウム、カリウムが含まれています。
それぞれの含有量は以下の通りです。

3-1.青汁の原料に含まれているナトリウムの含有量

青汁の代表的な原料であるケール、大麦若葉、明日葉に含まれているナトリウムの含有量は、各原料100g中にそれぞれ、ケールには約40mg、大麦若葉には約310mg、明日葉には約60mg含まれています。
ナトリウムは青汁の各原料に豊富に含まれている量で充分に補うことはできませんが、普段から過剰に摂取してしまうがちな栄養素であるため、ナトリウムを意識して青汁から摂取する必要はないでしょう。
青汁からはナトリウムと同時にカリウムも摂取できるので、普段から不足しがちなカリウムと過剰摂取しがちなナトリウムのバランスをとることができます。

3-2.青汁の原料に含まれているカリウムの含有量

青汁の代表的な青汁の原料に含まれているカリウムの量は、各原料100g中にケールが約490mg、大麦若葉が約3200mg、明日葉が約540mg含まれています。
特に大麦若葉にカリウムが多く含まれていることが分かりますが、その他の野菜や果物と比べると、同量のバナナで約360mg、ほうれん草で約490mgです。
どの青汁の原料にも一般的にカリウムが多く含まれているといわれるバナナやほうれん草と同等もしくはそれ以上含まれています。
青汁の代表的な各原料から作られた青汁は、カリウムの摂取に最適な食品といえるでしょう。

4.青汁の栄養素、ナトリウム・カリウムの効果

青汁の栄養素であるナトリウムとカリウムには、それぞれ体内で大切な働きをします。
この章ではナトリウムとカリウムの健康効果について詳しくお伝えします。

4-1.ナトリウムの効果1・体中の細胞の活動を維持する効果

ナトリウムには体中の細胞が活動するために必要な水分の量や浸透圧の調節、PHの調節をおこない、体中の細胞の活動を維持する効果があります。
このナトリウムの効果はカリウムとナトリウムの濃度を一定に保つことで発揮されます。
どちらかが不足、または過剰に体内に入り込むとこの2つの成分のバランスが崩れて細胞の活動に支障がでてきます。
通常は常に身体がナトリウムとカルシウムの濃度のバランスをとっているので、少々どちらかの栄養素、または両方の栄養素を過剰に摂取しても身体がすぐに余剰な分を排出するので問題ありませんが、摂取量が不足すると健康に支障をきたす恐れがでてきます。
特に日本人にはナトリウムに比べてカリウムが不足する傾向にあるため、カリウムの摂取が大切です。

4-1-1.ナトリウムの効果2・健康な神経の働きを維持する効果

私たちの身体は神経細胞に電気信号が正常に伝わることで機能していますが、その電気信号は体内にあるナトリウムイオンとカリウムイオンの反応により生じています。
ナトリウムとカリウムの濃度が最適な状態であることで電気信号が正常に生みだされ、心身の機能が維持されるのです。
もしこの濃度のバランスが崩れてしまうと、内臓や筋肉などに病気やケガによる損傷がなくても神経が正常に機能しなくなるため、体中にトラブルが表れてしまいます。
普段からナトリウムとカリウムのバランスを考えて、必要量の摂取をすることが大切です。

4-1-2.ナトリウムの効果3・筋肉の収縮・弛緩の正常な働きを維持する効果

筋肉は収縮や弛緩をすることで様々な動きをすることができます。
脳から動かしたい部位の筋肉に指令がゆくと、その部分のナトリウムが筋肉の細胞の内外で移動します。
そうすることで指令通りに筋肉が収縮、弛緩するのです。
多量の発汗などでナトリウムが不足するとこの筋肉の収縮、弛緩が正常に働かなくなり、脱力状態が起きることもあります。
また、心臓の筋肉である心筋にも影響がでるため不整脈など心臓のトラブルにも繋がる可能性があります。

4-2.カリウムの効果1・むくみの予防効果

健康な身体ではカリウムとナトリウムの体内での濃度のバランスがとれていますが、カリウムの不足でこのバランスが崩れると、身体はナトリウムの濃度を下げようと水分を多く細胞内に蓄えます。
血管の細胞もこのような状態では水分を健康な状態よりも多くため込むために膨張します。
これが見ためにむくみとなって表れます。
ナトリウムに比べて不足しがちなカリウムをしっかりと摂取することで、カリウムとナトリウムの濃度のバランスを保つことができます。
そうすることでカリウムの不足で発生するむくみを予防、改善することが期待できます。

4-2-1.カリウムの効果2・高血圧の予防効果

塩分を摂りすぎると体内のナトリウムの量が増加します。
ナトリウムはカリウムと共に余剰な分は体外に排出されるのですが、ナトリウムの量よりもカリウムが少ないと上手く排出ができなくなります。
そうすると細胞は増加したナトリウムの影響で水分を正常に保持できなくなり、血液中に細胞からでてきた水分が入り込み血液量を増加させます。
増加した血液を送りだすためにはより多くの圧力が必要となるため、血圧が上昇してしまいます。
これがナトリウムとカリウムのバランスが崩れた際に発症する高血圧のメカニズムです。
この状態になってしまうことを予防するには、不足している分のカリウムを摂ることでナトリウムとカリウムのバランスをとることです。
カリウムをしっかり摂り、余剰な分のナトリウムが正常に排出されれば、高血圧も抑えることができます。

5.ナトリウム・カリウムの過剰摂取による症状

青汁に含まれているナトリウムとカリウムにはどのような過剰摂取による症状があるのでしょうか?この章ではナトリウムとカリウムの過剰摂取による症状についてお伝えします。

5-1.ナトリウムの過剰摂取による症状

ナトリウムはカリウムを十分に摂取していれば過剰に摂取しても体外に排出されますが、カリウムの不足や短時間で大量にナトリウムを摂取すると過剰摂取によるむくみがでる場合があります。
また、ナトリウムの大量摂取は高血圧や胃がんになるリスクを高めるといわれています。
それらのリスクを抑えるためにも、ナトリウムの推奨される摂取量目安を守り、カリウムも不足しないようにしましょう。

5-2.カリウムの過剰摂取による症状

カリウムは多少多く摂取しても余剰な分は排出されるため、過剰摂取による症状がでることは稀ですが、サプリメントなどで大量に摂取すると、一時的にめまいや吐き気などの症状を引き起こすことがあります。
また、カリウムを排出するために必要な腎臓の機能が弱い人は上手くカリウムが排出できずに、高カリウム血症という病気になる恐れがあります。
高カリウム血症は最悪の場合心停止を引き起こす可能性もある恐ろしい病気です。
腎機能に問題がある人は、カリウムが含まれる青汁やバナナなどの食品の摂取に注意が必要です。

6.ナトリウム・カリウムの不足による欠乏症

ナトリウムとカリウムが不足することで、どのような欠乏症が表れるのかを見てゆきましょう。

6-1.ナトリウムの不足による欠乏症

現代日本人の食生活ではナトリウムが不足することは稀ですが、激しい運動や高温下での発汗により一時的にナトリウムが不足することがあります。
その場合は全身の脱力感や筋力の低下、食欲不振などが起こることがあります。
大量に汗をかいた際は適度に塩分を含んだスポーツ飲料などからのナトリウムの摂取をする必要があります。

6-2.カリウムの不足による欠乏症

カリウムが不足すると、ナトリウムとの体内でのバランスが崩れるので細胞の機能が低下して様々な症状がでます。
日本人はナトリウムの摂取量に比べカリウムの摂取量が少ないためにカリウムが不足しがちです。
カリウムが豊富に含まれる青汁やバナナなどから積極的にカリウムを摂取して細胞の健康な活動を維持しましょう。

7.青汁を飲み、カリウムとナトリウムの体内でのバランスを維持しましょう

カリウムとナトリウムはお互いに拮抗して様々な身体の働きを維持しています。
そのバランスを保つためにカリウムが豊富に含まれている青汁を飲み、細胞の正常な働きを支えて健康を維持しましょう。

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