青汁は野菜の代わりになるか
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青汁は野菜の代わりになるか

青汁にはわずかな量に植物性の栄養素が凝縮されています。
そのため多くの人が青汁を摂取して食生活のバランス改善に成功しています。
植物性の栄養素が手軽に補給できる青汁は、野菜の代わりにもなるのでしょうか?
今回は青汁が野菜の代わりになるのかを見てゆきます。

1.青汁は野菜の代わりにはならない

青汁は野菜の代わりになるのか?結論から先に申し上げますと、青汁は野菜の代わりにはなりません。
青汁は普段の食事ではまかない切れない植物性の栄養素を補給するために適していますが、植物性の栄養素の主な摂取源としては適していないからです。
そのため青汁のみから植物性の栄養素を摂取しようとすると、それはそれで栄養が偏ってしまいます。
人間の身体は動物性、植物性両方の栄養素をバランスよく補給することで正常に形成されます。
しかし、現代日本人は野菜が不足して肉食偏向が強い人が多い傾向にあります。
そのため動物性の栄養素が多く摂取され、植物性の栄養素が少ない状態の人が多くいます。
この状態が健康や美容に悪影響を与えるひとつの原因とされています。
その状況を打破しようと青汁のみで植物性の栄養のバランスをとろうとしても、同じ食品から摂取できる栄養の種類には限りがあるため、バランスが崩れてしまいます。
その結果として健康状態が悪くなってしまう可能性が出てきてしまいます。
そのため、青汁は手軽に植物性の栄養素を補給できる優れた食品なのですが、それのみで野菜の代わりにはなれないのです。

2.青汁が野菜の代わりにならない理由

青汁が野菜の代わりにならない理由をより詳しく見てゆきましょう。
その大きな理由のひとつは含まれている栄養素の含有率の低下です。
青汁は原料であるケールや大麦若葉、明日葉などの植物を加工して製造されます。
その製造過程やできあがった青汁の形状の違いで、青汁に残されている栄養素の含有率も変わります。

2-1.加熱処理で低下する栄養素

青汁の栄養素の含有率の低下を招く大きな要因は、製造過程で行われる加熱処理です。
青汁に限らず野菜ジュースや牛乳など、多くの加工食品は殺菌処理のため加熱されます。
液体タイプや冷凍タイプの青汁の場合、加熱される時間は短時間なので熱に弱い栄養素の減少は少なく済みます。
しかし、それでも原料の栄養の含有量に比べると含有率は低くなります。
粉末タイプの青汁は乾燥させるために熱せられる時間が液体タイプの青汁よりも長くなります。
そのためさらに栄養の含有率が低くなります。
熱により減少しやすい栄養素はビタミンCや酵素です。
ただし、ビタミンCは確かに加熱で減少するのですが、大幅に減少するには数日間時間がかかります。
殺菌や粉末処理のための加熱にはそこまで時間がかかりませんので、青汁の原料に含まれるビタミンCが加熱処理ですべてなくなってしまうことはありません。

2-2.酵素が失われている青汁

青汁の原料に含まれる栄養素で最も熱に弱い栄養素は酵素です。
酵素は大きく分けると消化酵素と代謝酵素に分けられます。
消化酵素は消化活動を助け、代謝酵素はビタミンやミネラルと共に細胞の代謝に関わります。
生のキャベツをトンカツなどと一緒に食べると胸やけを防ぐのは、キャベツの酵素が消化を助けるからです。
酵素は熱に弱く、70度を超える温度にさらされると消滅してしまいます。
青汁の製造工程で殺菌などの目的で施される加熱処理により酵素が失われてしまいます。
そのため多くの青汁からは酵素の補給はできません。
中には低温処理をして酵素が残されたものも販売されています。
価格は高めですが、青汁からも酵素を補給したい人におすすめの青汁です。
しかし、酵素は人体の代謝や消化活動で日々消費されています。
そのため、酵素入りの青汁からだけ酵素を摂り入れても不足してしまう恐れがあります。
野菜の場合は酵素がたっぷりと残された生の状態でもおいしく食べられるレシピがあります。
野菜サラダなどはその典型的な例でしょう。
酵素を十分に摂取するには、野菜をしっかりと食べる必要があるといえます。

2-3.栄養素の種類が豊富な野菜

青汁が野菜の代わりにならない他の理由には、野菜の栄養素の種類の豊富さに対して、青汁の栄養素の種類は限られやすいというものもあります。
例えばトマトに含まれているリコピンは、視覚改善作用や血流改善作用が期待できる成分ですが、青汁には含まれていません。
リコピンは生命活動の維持のために必ずしも摂取しなければならない成分ではありませんが、摂取するにはトマトなどの野菜やサプリメントを摂取する必要があります。
野菜と一口にいっても、その種類は数多く含まれる成分や健康効果に違いがあります。
そのため同じ野菜でも緑黄色野菜ばかりを食べる人と緑黄色野菜、淡色野菜共に食べる人では栄養バランスが変わってきます。
健康や美容のためには多くの種類の野菜を食べるように推奨されています。
野菜の種類ごとに栄養素のバランスや含まれる栄養素の種類が変わるので、全ての野菜の栄養素を青汁でまかなうことはできません。
この点からも青汁は野菜の代わりにはならないといえます。

3.青汁のメリット

青汁は野菜の代わりにはなりません。
しかし、青汁には青汁にしかないメリットがあります。
そのメリットを上手に活かすことで、青汁の良さを引き出して健康効果を得ることができます。

3-1.野菜不足の解消に最適

まず第一に、青汁は非常に栄養価の高い原料を使用して製造されています。
そのため酵素など一部の栄養素が失われていても、多くの栄養素は高い含有率で残されています。
例えばケールから作られたあるメーカーの青汁には、レタスの約3倍の食物繊維や、グレープフルーツの2倍のビタミンCが含まれており、その他の栄養の多くも一般的な野菜を上回ります。
ケール以外の青汁の原料も高い栄養素を誇り、少量で多くの野菜に匹敵する栄養素が補給できます。
その栄養価は1杯分の青汁で野菜に換算して40gから100gほどといわれています。
そのため、現代日本人が1日で不足している分の野菜の栄養素を補うために青汁は効果的です。
日本人の成人の野菜の目標摂取量は350gです。
しかし、実際の摂取量は平均で約270gと、80gほど不足している計算です。
この不足分を青汁の摂取によりまかなうことができるのです。
野菜と青汁、どちらも上手に食生活に取り入れると、お互いの良い部分が摂り入れられ、効果的な栄養補給が可能となります。

3-2.青汁特有の有効成分が補給できる

青汁のメリットとして、青汁特有の有効成分の補給も挙げられます。
ケールの青汁には快眠を促す作用が期待できるメラトニンが含まれていますし、明日葉の青汁には内臓脂肪を減少させる作用が認められるカルコンという成分が含まれています。
そのためこれらの青汁を摂取すると、不足している分の野菜の栄養素を摂取できるだけではなく、それらの青汁が持つ特有の成分の効果も期待できます。

4.食生活のバランスを整えて健康を維持しよう

青汁は高い栄養価を誇る優れた健康食品です。
しかし、今回お伝えしたように野菜の摂取を一切止めて青汁を野菜代わりにすると、それはそれで栄養のバランスを崩してしまいます。
身体に必要な栄養は、動物性の栄養も植物性の栄養も普段の食事からもしっかり補給しましょう。
また、多くの料理は過熱して調理されているため、熱に弱い酵素が失われがちです。
酵素を積極的に補うには納豆やぬか漬けなどの発酵食品の摂取をおすすめします。
それぞれの食品の長所を上手く食生活に取り入れその上で青汁の摂取をすれば、不足しがちな植物性の栄養素を補えるので健康や美容に効果的です。
不足分の植物性の栄養素を青汁から摂取し食生活のバランスを整え、健康を維持してゆきましょう。

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