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青汁の栄養素(ビタミンB6)

青汁の栄養素のひとつ、ビタミンB6は成長を促進するビタミンとして知られています。
今回はビタミンB6の作用や効果、一日の推奨摂取量などについて詳しくお伝えします。
青汁を飲むことでも補給できるビタミンB6の特徴を知りましょう。

1.ビタミンB6の基礎情報

ビタミンB群の一種であるビタミンB6は、主に食事から摂取したタンパク質の分解や、人体に必要なタンパク質の合成に関わるビタミンです。
その他にも皮膚や粘膜の健康を維持する働きや、ホルモンバランスを整える働きもあります。
神経伝達物質の合成にも関わるため、健康的な精神の維持にも役立ちます。

1-1.ビタミンB6の発見

このように様々な働きにより色々な健康効果を生むビタミンB6ですが、初めて発見された時期は1930年代です。
その頃に行われていたラットのビタミンB欠乏症のひとつである皮膚炎を予防する成分として発見されました。
その後の研究でビタミンB6の構造が解明されてピリドキシンと命名されました。
ピリドキシンとはビタミンB6の別名です。
ビタミンBの仲間の中では6番目に発見されたビタミンなので、ビタミンB6と呼ばれています。

1-2.ビタミンB6の特徴

ビタミンB6は水溶性ビタミンです。
水溶性のため水に溶ける性質があり、体内には一定量以上は蓄積されません。
ビタミンB6は主にタンパク質の分解、合成をする酵素の働きを助ける補酵素として機能します。
体内に吸収されたビタミンB6は、主に脳や肝臓、全身の筋肉に蓄えられます。
ビタミンB6は白色または薄い黄色をした成分で、光や熱によって分解されやすい性質があります。
ビタミンB6はレバーやまぐろなどの動物性食品や、大豆やバナナ、青汁などの植物性食品にも含まれています。
ビタミンB6は食品の鮮度が落ちると減少してしまうので、食材が新鮮なうちに摂取することが大切です。
青汁の場合はビタミンB6が失われにくいフリーズドライの青汁がビタミンB6の摂取に向いていますが、他のタイプの青汁にもビタミンB6は含まれています。

2.ビタミンB6の一日の推奨摂取量

厚生労働省の推奨する、ビタミンB6の一日の推奨摂取量は、成人男性で平均1.4mg、成人女性で平均1.2mgです。
これらの推奨摂取量を普段の食事や青汁などから摂ることでビタミンB6の効果を十分に得ることができるでしょう。

3.代表的な青汁の原料に含まれているビタミンB6の量

青汁の代表的な原料にはビタミンB6が含まれています。
それぞれの原料100g中に含まれるビタミンB6の含有量は、ケールが約0.6mg、大麦若葉が約0.055mg、明日葉が約0.16mgです。
これらの含有量は原料の産地や株の生育度合い、収穫時などにより変わってきますが、平均でこれぐらいの量のビタミンB6が青汁の代表的な原料には含まれています。

3-1.ビタミンB6の摂取には抹茶入りの青汁がおすすめ

ビタミンB6はレバーやまぐろなど、動物性の食品により多く含まれています。
青汁はビタミンB6を摂取する補助的な食品として捉えると良いでしょう。
もし青汁からより多くのビタミンB6を摂取したい場合は抹茶入りの青汁がおすすめです。
抹茶は植物性の食品の中ではビタミンB6の含有量が高く、100g中に約1mgのビタミンB6が含まれています。
そのため抹茶入りの青汁を飲むことで青汁からより多くのビタミンB6が摂取できるのです。

4.ビタミンB6の健康、美容効果

主にタンパク質の代謝に関わるビタミンB6ですが、様々な健康効果や美容効果があるビタミンでもあります。
この章ではビタミンB6がもつ、健康効果や美容効果について詳しくお伝えします。

4-1.美しい髪などを作りだし、エネルギーを生産し活力を生みだす効果

ビタミンB6はタンパク質を代謝して身体の成長を促進し、美しい髪や爪、肌を作りだす効果があります。
また身体の成長や維持に必要分以上のタンパク質を摂取した場合は、そこからエネルギーを生産し、生命活動に必要な活力を生みだす効果もあります。
スポーツマンなどの多くのエネルギーを必要な人は多くのタンパク質と共にビタミンB6を十分に摂取することで必要なエネルギーを生産することができます。

4-2.神経の働きを正常化する効果

ビタミンB6は神経伝達物質の成分のひとつであるアミノ酸の合成に関わることで神経の働きを正常化します。
そのためビタミンB6をしっかりと補給すると、神経の働きが良くなり、神経の健康な状態が維持されます。
反対にビタミンB6が不足すると神経系統の働きが悪くなり、知能の低下や認知症の原因にもなります。
日頃から積極的なビタミンB6の摂取を心掛けることが大切です。

4-3.脂肪肝を予防する効果

肝臓に脂肪が大量に蓄積すると、脂肪肝という病気になる場合があります。
脂肪肝は放っておくと肝臓ガンを誘発する可能性もある病気ですが、ビタミンB6は脂肪の代謝も促します。
ビタミンB6はその働きで脂肪の肝臓への蓄積を防ぎ、脂肪肝を予防する効果がります。

4-4.過敏なアレルギー反応を緩和する効果

ビタミンB6には免疫機能の正常化を促し、免疫機能の異常により発症するアレルギー反応を緩和する効果もあるといわれています。
アレルギー反応が緩和される程度は人によって違いますが、ビタミンB6のアレルギー反応の緩和効果によりアレルギーの症状が緩和する場合がります。

4-5.つわりの改善効果

ビタミンB6は妊娠中の女性のつわりの原因のひとつであるアミノ酸のバランスを整えて、つわりを改善する効果があります。

4-6.動脈硬化を予防する効果

ビタミンB6は葉酸やビタミンB12と共に摂取することで動脈硬化の原因のひとつであるホモシステインを抑制し、動脈硬化を予防する効果があります。
青汁にはビタミンB6と共に葉酸も含まれていますが、動物性の食品に含まれるビタミンB12は含まれていません。
ビタミンB12が含まれている鳥や牛のレバーなどと共に青汁を摂取することでホモシステインの抑制効果が期待できます。

4-7.月経前の辛い症状の緩和効果

ビタミンB6には女性のホルモンバランスを整える働きがあり、月経前の崩れやすいホルモンバランスを正常に戻すことで、月経前のだるさやイライラなどの辛い症状を緩和する効果があります。

5.ビタミンB6の過剰摂取による症状

ビタミンB6は水溶性ビタミンなので過剰に摂取しても尿などと共に排出されるので過剰摂取による症状のでる心配はあまりありません。
しかし、サプリメントなどから一日の推奨摂取量を大幅に超えた大量摂取を行うと、手足のしびれや感覚の異常などが起こることがあり、腎臓に結石ができる場合もあります。
ビタミンB6は前述した一日の推奨摂取量を守り摂取するようにしましょう。

6.ビタミンB6の欠乏症

ビタミンB6は食事からの摂取以外にも腸内で善玉菌の働きにより合成されます。
そのため欠乏することは稀です。
しかし、何らかの理由で欠乏してしまうと、代謝のバランスが崩れてしまうので全身の機能が低下してしまうことがあります。
特に皮膚や粘膜に異常が表れやすく、肌荒れや目や鼻、口、のどなどの炎症が起きることがあります。
また、神経伝達物質の合成も滞ってしまうので、手足のしびれやだるさ、精神の不安定などの症状がでることもあります。
ビタミンB6は血液中に存在し酸素を運ぶ役目のあるヘモグロビンの合成にも関わる成分なので、ビタミンB6の不足でヘモグロビンがうまく合成されずに貧血を起こす場合もあります。

7.食生活のバランスを守るため青汁からビタミンB6を摂取しましょう

ビタミンB6はタンパク質の分解、合成に欠かせないビタミンです。
タンパク質を多く摂取するとビタミンB6の必要量も増えます。
日本では西洋型の食生活が増えたために肉などの動物性タンパク質の摂取量が増え、同時にビタミンB6の必要量も増えました。
ビタミンB6は肉類等の動物性食品からも摂取できますが、動物性の食品ばかりからビタミンB6を摂取すると、さらに多くの動物性の食品が必要になり、食生活のバランスがますます悪くなってしまいます。
青汁から植物性のビタミンB6を摂取することは、食生活のバランスをとりつつビタミンB6を摂取することに繋がります。
特に抹茶入りの青汁は抹茶に含まれているビタミンB6も同時に摂取できるので効果的です。
また、青汁には食物繊維も含まれています。
食物繊維は種類により善玉菌のエサとなり整腸効果を発揮する成分ですが、ビタミンB6は善玉菌の作用でも体内でも合成されます。
青汁を飲むことで善玉菌が繁殖し、整腸効果を得られると共に体内でビタミンB6も合成できるのです。
青汁を飲み、植物性の栄養素からビタミンB6を摂取することや体内でのビタミンB6の合成を促進することでバランスのとれた栄補給を心掛けましょう。

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