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青汁の素材(ゴーヤ)

沖縄料理によく使われ苦みとみずみずしさがあるゴーヤは近年、青汁の素材としても使用されるようになりました。
今回は食材として、青汁の素材として使用されるゴーヤについてお伝えします。

1.ゴーヤについて

ゴーヤは和名をツルレイシといいます。
その他にもニガウリとも呼ばれている植物です。
インドやボルネオ島の熱帯地域が原産の植物で、中国を経て日本に伝わりました。
伝来当時は主に沖縄や九州で食べられていました。
ゴーヤという名称は八重山諸島での呼ばれ方です。
沖縄本島ではゴーヤーと語尾を伸ばして発音します。
最近ではゴーヤという呼び方が一般にも広まり広く使われるようになりました。
ゴーヤを素材として使用している青汁の原材料表記にもゴーヤとして表記されています。
本州では5月頃に苗を植えるとどんどん成長します。
ゴーヤ用のネットを設置するとツルを伸ばしてネットに絡みつきながら成長して緑のカーテンのように茂ります。
実は収穫されて食用として利用されますが、そのまま収穫しないでおくと実が熟し黄色く変色し、やがて実が裂けて中にある種を露出します。
食材として販売されているゴーヤや、青汁の素材として使用されるゴーヤの実はまだ熟していない緑色をしています。
沖縄産のゴーヤは寄生虫の被害が拡大することを防止するために長い間全国への出荷が禁止されていましたが、寄生虫の根絶法が確立されて安全性が高まり全国へ出荷されるようになりました。
ゴーヤは現在では、沖縄料理の食材や青汁の素材として多くの人に親しまれている野菜です。

2.ゴーヤの特徴

ゴーヤの特徴はニガウリという別名が示すように苦みがある味が特徴です。
ケールも苦みがありますが、ゴーヤにはケールほどの青臭さはありません。
苦みを活かしたゴーヤ料理が親しまれており、沖縄料理店では必ずといってよいほどメニューにゴーヤ料理があります。
見た目には実の表面にブツブツとしたイボが多数あります。
日当たりがよくたっぷりと水分が補給できる環境ではよく育ち、種子をまくことで毎年栽培、収穫を楽しめます。

3.ゴーヤの代表的な栄養成分とその効果

ゴーヤには青汁の素材として適した多数の栄養素がバランスよく含まれています。
一説では沖縄県民が100歳を超えても元気でいる割合が世界的にも多いことの理由のひとつが、ゴーヤを常食としているからだといわれています。
ゴーヤには以下のような栄養素が含まれています。

  • ・ククルビタシン
  • ・ビタミンC
  • ・ビタミンB1
  • ・モモルデシン
  • ・食物繊維
  • ・βカロテン
  • ・パントテン酸
  • ・銅
  • ・モリブデン
  • ・ビタミンB6

3-1.ククルビタシン

ククルビタシンはゴーヤの苦み成分のひとつで、植物の苦みや辛み成分であるフラボノイドの一種です。
ククルビタシンには強力な抗酸化作用があり、活性酸素の害から細胞を守ります。
また、ククルビタシンには毛細血管を丈夫にする働きもあり、血行促進、血流改善効果も期待できます。

3-2.ビタミンC

ビタミンCはゴーヤに多く含まれる栄養素です。
ゴーヤに含まれているビタミンCはトマトの約5倍あります。
また、ゴーヤに含まれているビタミンCは比較的熱に強いといった特徴があります。
ビタミンCには美容と健康、大きく分けて二つの効果があります。
メラニン色素の沈着を抑え、肌の透明感を維持しシミやそばかすの発生を抑える効果やコラーゲンの生成を促し肌にハリを与える効果があります。
これらの美容効果の他に、活性酸素を除去する抗酸化作用や、免疫力を向上させる効果、ストレスに対抗するホルモンを生成する作用など健康面での効果も多数あります。

3-3.ビタミンB1

ビタミンB1は疲労回復やエネルギーの生産に関わるビタミンです。
白米などに含まれている糖質を分解してエネルギーに変える役割があります。
そのためビタミンB1が不足すると疲労回復が遅れて活力が低下してしまいます。
ビタミンB1を十分に摂取することでエネルギーを生産し、疲労回復効果や活力を生みだす効果を得ることができます。

3-4.ビタミンB6

ゴーヤに含まれている代表的なビタミンのひとつです。
ビタミンB6は食事から摂取したタンパク質の代謝に関わるビタミンで、タンパク質を材料に作られる皮膚や粘膜、髪や爪の健康を維持します。
またビタミンB6は免疫のバランスを正常化してアレルギー症状を改善する効果もあります。
その他にも動脈硬化を予防する効果や、神経伝達物質の生成に関わり神経機能を正常化する効果、妊娠中の母体の代謝の正常化を促してつわりを改善する効果などがあります。

3-5.食物繊維

ゴーヤには他の青汁の素材と同様に豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維は脂質の吸収を抑えたり、血糖値の上昇を抑える作用や有害物質の排出を促す効果がある他、腸内環境を整えて排便を促す作用や栄養素の吸収率を高める作用、免疫力を向上させる効果などがあります。

3-6.βカロテン

ゴーヤに含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAは目の健康や皮膚や粘膜の健康を維持するために必要な成分です。
ビタミンAをしっかりと摂取することで粘膜が丈夫になると、細菌やウイルスが容易に体内に侵入できなくなるので免疫力の向上に役立ちます。
また、ビタミンAを多く摂取している人のがんの発症率がそうでない人に比べて低いという研究結果もあります。

3-7.パントテン酸

パントテン酸は体内でエネルギーを作りだす際に必要な酵素の働きを助けるビタミンです。
その他にも免疫力を高める働きもあります。
パントテン酸は副腎皮質ホルモンの合成をする際にも使用されます。
副腎皮質ホルモンはストレスを緩和する働きのあるホルモンで、パントテン酸はストレスをかかえることが多い現代人に特に必要な成分といえます。
またパントテン酸は二種類あるコレステロールのバランスをとり、血管内の環境を良いものに整える作用もあり、その作用で動脈硬化を予防します。
パントテン酸にはコラーゲンの生成をビタミンCと共に助ける働きもあり、ハリのある肌の維持にも役立っています。

3-8.銅

銅は十円硬貨の原料としても知られていますが、人体にも必要な成分です。
体内では骨や筋肉、肝臓中に存在しており、様々な酵素を構成する成分として使用されます。
体内で銅が不足すると免疫力が低下することが分かっています。
また銅は鉄をヘモグロビンの合成に必要な状態に変換する際に必要な成分です。
そのため鉄と同時に銅も摂取することが望ましいといえます。
銅が不足すると髪や肌の色が薄くなったり、髪の質が悪くなることがあります。
このように銅は酵素の生成に必要な成分で、健康や美容に役立っています。

3-9.モリブデン

モリブデンはミネラルの一種です。
体内で鉄が不足すると、肝臓に備蓄していた鉄の運搬を助けて鉄を利用する効率を上げます。
その結果モリブデンには貧血を予防する効果がありますが、根本的な解決には十分な鉄の摂取と、鉄の利用に関わる銅の摂取が必要です。
ゴーヤにはモリブデン、鉄、銅が含まれています。
またモリブデンには食道がんを抑える効果があるとする研究報告があります。

3-10.モモルデシン

モモルデシンはククルビタシンと同様、ゴーヤの苦み成分のひとつでフラボノイドの一種です。
モモルデシンには筋肉などの組織における糖の吸収を促して、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
また、モモルデシンには胃腸の粘膜を保護し、胃液の分泌を正常化する働きもあります。
モモルデシンの働きで胃腸の活動が活発化すると、食欲も増すので夏バテ防止にも効果的です。

4.ゴーヤは沖縄県民の長寿の秘密?

ゴーヤを古くから常食とする沖縄県の人には100歳を超えてもなお元気な人が多数おり、世界的な研究対象になっています。
前述したようにゴーヤに含まれている各種栄養素の力が長寿を保つ原因ではないかといわれています。
沖縄県の人の長寿にはゴーヤの栄養素のほかにも温暖な気候や陽気な性格など他の要素もあると思います。
しかし、沖縄県の人の長寿の秘密にゴーヤも関わっていることは確かなようです。

5.ゴーヤを使用した青汁の人気

様々な栄養素をバランスよく含み、沖縄県の人の長寿の秘密ともいわれるゴーヤ。
そのゴーヤを素材として使用した青汁に人気があります。
ゴーヤは元々苦みのある野菜ですが、ゴーヤを使用した青汁は苦みが抑えられていて飲みやすいといわれています。
ゴーヤの栄養を丸ごと摂取できるゴーヤの青汁は優れた健康食品です。
今後もゴーヤは青汁の素材としても広まってゆくでしょう。

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