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妊婦さんのための青汁

体内に新しい命を宿している妊婦さんは、母体と胎児の健康のためしっかりと必要な栄養素を摂取すべきです。青汁には妊婦さんに不足しがちな栄養素が含まれており、妊婦さんの栄養補給に適した飲み物といえます。今回は妊婦さんのための青汁についてお伝えします。

1.妊娠中はより多くの栄養素が消費される

女性が妊娠をすると初期の段階からより多くの栄養素が必要になります。新しい生命が宿るので当然といえば当然ですが、妊娠初期は母親になる女性が妊娠していることに気が付きにくいので注意が必要です。妊娠をする可能性がある人は、妊娠検査薬で妊娠をしているかチェックをしてみましょう。もし妊娠が確認されたときは、妊娠中により多く消費される栄養素を補給するようにしましょう。
妊娠中に多く消費され不足しがちになる栄養素には胎児の成長に欠かせない栄養素です。胎児の身体は刻一刻と細胞分裂を繰り返して成長してゆきます。その過程で必要な栄養素が母体内で多く消費されるのです。
胎児の身体に必要な栄養素は、母体からへその緒を通して胎児へ供給されます。そのため胎児の成長に必要な栄養素は、母親が食事から摂取する必要があります。
しかし、通常の食事だけでは不足しがちな栄養素もあるので、青汁などからそれらの栄養素を得ることが大切です。ここでは青汁に含まれる、胎児の成長に必要な栄養素について詳しくお伝えします。

1-1.葉酸

葉酸は水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB群に分類されています。葉酸は身体の成長に欠かせない栄養素です。DNAやRNAなどの細胞を形成や、タンパク質の合成に必要な酵素の働きを助ける補酵素です。葉酸が十分に補給されると、胎児の身体は正常な細胞分裂を繰り返して成長してゆきます。
妊娠初期には神経管と呼ばれる、赤ちゃんの脳や脊髄になる器官が形成されます。この器官の正常な形成に葉酸は必須の成分で、葉酸が不足すると神経管の形成が上手くゆかず障害が発生する場合があります。
神経管の障害以外にも胎児の身体に見られる奇形には、葉酸の不足が原因である場合が多くあります。これらの理由から妊娠初期には葉酸をしっかりと摂取するようにしましょう。
ただし、妊娠初期は妊娠しているか分かりにくいため、妊娠をする可能性のある人は普段から積極的な葉酸の摂取をおすすめします。
20代から30代の女性の葉酸の1日の推奨摂取量は240μgです。妊娠中にはこの量にプラスして、さらに240μgの葉酸の補給が推奨されています。妊娠中の女性は青汁や葉酸が多く含まれるレバーやほうれん草などから、葉酸をしっかりと補給しましょう。

1-2.鉄

鉄も妊娠中に不足しがちな栄養素のひとつです。妊娠中は胎児に栄養や酸素を供給したり、胎児自身の血液を生成したりするために鉄の消費量が著しく増加します。妊娠中に鉄が不足してしまうと、母体に貧血の症状がでる可能性が高まります。
妊婦さんの貧血は「妊婦貧血」と呼ばれています。妊婦貧血になると、酸素不足から生じる体力の低下やめまいなどが起こります。さらに胎児の発育にも影響がでる恐れもあります。
これらの症状を防ぐために、妊婦さんは積極的に鉄を補給する必要があります。鉄はレバーや大豆、小松菜などに含まれており、青汁にも含まれています。青汁に含まれる鉄は非ヘム鉄と呼ばれる鉄で、ヘム鉄と比べ吸収率が低いとされていますが、妊娠中の女性の身体では非ヘム鉄の吸収率が高まるといわれています。
また、青汁には非ヘム鉄の吸収率を高めるビタミンCも含まれています。20代から30代の女性の鉄の推奨摂取量は、1日6.0mgから6.5mgです。妊娠中には妊娠初期でプラス2.5㎎、妊娠中期や後期でプラス15㎎もの鉄が必要になります。妊婦さんは意識して青汁などから鉄を補給するようにしましょう。

1-3.カルシウム

カルシウムは精神を落ち着かせ、骨や歯の主要な成分となる栄養素です。妊娠中は胎児の骨の形成が進むため、消費量が多くなります。胎児の身体でカルシウムが不足すると母体からカルシウムを吸収するともいわれており、母体の健康を守る上でも妊娠中のカルシウムの補給は大切です。
通常20代から30代の女性のカルシウムの推奨摂取量は、1日で650㎎です。妊娠中はより多くのカルシウムを摂取し、900㎎ほどの摂取が望ましいといわれています。
カルシウムの吸収率は妊娠中に高まりますが、喫煙などで吸収率が下がる場合もあります。妊娠中は喫煙や過度な飲酒など胎児に影響がでる可能性のある行為は控えるようにしましょう。その上で青汁などからカルシウムを補給すれば、母体の健康と胎児の成長に良い結果をもたらすでしょう。

1-4.クロロフィル

クロロフィルは植物が光合成でエネルギー生産をする際に必要な成分で、その名の通り緑色をしています。青汁の緑色もクロロフィルの色が元になっています。クロロフィルには有機ゲルマニウムという成分が含まれており、血液中の酸素が身体に隅々まで行き渡るように働きます。そのため妊娠中の貧血や、胎児への酸素不足を防ぐ効果が期待できます。
また、クロロフィルには有害物質を吸着して排出させるデトックス効果があります。有害物質のひとつであるダイオキシン類は、胎盤を通じて母体から胎児へ移行する性質がある物質です。クロロフィルを摂取すると母体のダイオキシン類を吸着して排出させるので、胎児にダイオキシン類が移行するリスクを軽減できる可能性があるといわれています。

1-5.ビタミンB2

妊娠中は母体の健康を維持しつつ胎児の健やかな成長を守る必要がるため、通常よりも多くのエネルギーが必要です。ビタミンB2は脂質や糖質の代謝を高めてエネルギーを生産します。そのため体力が必要な妊婦さんが積極的に摂取すべき栄養素です。
また、ビタミンB2には成長に必要なタンパク質の合成に関わる補酵素としての役割もあります。そのことから胎児や成長期の子供に欠かせない栄養素のひとつとされています。
妊娠しやすい20代から30代の女性のビタミンB2の推奨摂取量は、1日1.2㎎ですが、妊婦さんは1.5㎎の摂取が推奨されています。妊婦さんは青汁などから積極的にビタミンB2を摂取しましょう。

1-6.ビタミンB6

ビタミンB6は、妊婦さんのつわりの症状の軽減に役立つとされる栄養素です。つわりはアミノ酸の代謝の異常が原因のひとつといわれています。ビタミンB6にはアミノ酸の代謝を正常にする働きがあるので、妊娠中にしっかりとビタミンB6を摂取するとつわりを軽減させる効果が期待できます。
また、ビタミンB6は脳神経の健全な発達にも関わる栄養素です。そのため妊娠中から意識してビタミンB6を摂取すると、胎児の脳神経の正常な発達を促す効果も期待できます。
妊娠に適した年齢である20代から30代の女性のビタミンB6の推奨摂取量は、1日で1.2㎎です。妊婦さんはプラス0.2㎎の1.4㎎の摂取が推奨されます。

1-7.亜鉛

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亜鉛は新しい細胞を作りだすために必要な酵素を構成する成分です。そのため胎児の成長に欠かせない栄養素のひとつです。大人の身体でも味覚を正常に保ち、生殖機能を維持するなど大切な役目があります。妊娠中に亜鉛が不足してしまうと、胎児の発育不全や奇形になるリスクが高まります。
20代から30代の女性の亜鉛の推奨摂取量は、1日8㎎です。妊婦さんはプラス2㎎の亜鉛の摂取が推奨されます。

1-8.タンパク質

タンパク質は筋肉や内臓、皮膚や髪の毛などを形成する主な材料として、身体のあらゆる部位に存在しています。また、糖質、脂質と並び三大栄養素としてエネルギー減としても機能します。
妊婦さんの胎内では胎児がタンパク質を合成して成長してゆきます。そのため、妊婦さんはより多くのタンパク質を摂取する必要があります。
通常は女性のタンパク質の推奨摂取量は、1日50gです。妊婦さんに推奨されるタンパク質の摂取量は妊娠初期には通常と変わらず、妊娠中期はプラス10g、妊娠後期はプラス25gもの摂取が推奨されます。
そのため妊婦さんは青汁や肉類、魚類などからバランス良くタンパク質の補給が望まれます。

2.飲み方は通常の飲み方でよい

妊婦さんの青汁の飲み方は、普段の飲み方と同じで構いません。食事と一緒に飲んでいる人は食事と一緒に、起床時に飲んでいる人はいつも通り起床時に飲みましょう。
ただし、妊娠中は葉酸など特定の栄養素がより多く必要になることも事実です。医師のアドバイスなどでいつもの青汁の摂取量では足りないと指摘を受けた場合は、無理のない範囲で摂取量を増やしても良いでしょう。

3.妊婦さんが青汁を飲む際の注意点

青汁は妊娠中に必要な栄養素が手軽に補給できる優れた飲み物です。しかし、中には妊婦さんや胎児にとって好ましくない成分が入っている青汁もあります。ここではより安全に妊婦さんが青汁を摂取できるよう、青汁を飲む際の注意点についてお伝えします。

3-1.食品添加物に注意する

数多く販売されている青汁の中には、食品添加物が添加されているものもあります。青汁に食品添加物を添加する理由としては、品質を安定させるためや賞味期限を延ばすため、味を調えるためなどがあります。
しかし、食品添加物は化学的に合成されたものが多く、本来自然界には存在しないものを多く使用しています。そのような物質は人体にとって不要なばかりか、多量に摂取すると体調不良を引き起こす可能性もあります。
特に胎児は抵抗力も低く、体内に侵入した毒物の解毒能力も未熟です。そのため妊婦さんは食品添加物が添加された青汁は避けた方が良いでしょう。青汁の中には100%無添加の妊婦さんや胎児に優しいものもあります。妊婦さんにはそのような青汁の摂取をおすすめします。

3-2.カフェイン入りの青汁を控える

青汁の中にはカフェインが含まれているものもあります。代表的な青汁の原料であるケールや大麦若葉、明日葉にはカフェインは含まれていませんが、抹茶が含まれている青汁にはカフェインが含まれています。カフェインは脳の覚醒効果があり、勉強や仕事の能率を上げるために摂取する人がいます。
しかし、妊婦さんがカフェインを摂取すると、カフェインは胎盤を通過するので胎児の体内に移行します。そうすると、胎児はカフェインを分解する力がまだ乏しいため、胎児の体内でカフェインが長時間留まるようになってしまうのです。
カフェインが胎児の体内に留まると、情緒不安定や寝つきの悪さなどが起きやすくなります。また、乳幼児突然死症候群の発症率が高くなるとされています。このような理由から、妊婦さんはカフェイン入りの青汁は控えた方が良いといわれています。

4.妊婦さん向けに開発された青汁

食品添加物やカフェインが含まれていない青汁は、それだけでも妊婦さんに必要な栄養素を補給できる優れた飲み物です。最近では妊婦さんと胎児の健康を考え、妊婦さん向けに開発された青汁も販売されています。
そのような青汁には葉酸や鉄、乳酸菌やオリゴ糖といった妊婦さんと胎児の健康に必要な栄養素が配合されています。葉酸や鉄は元々青汁に含まれていますが、不足しがちなそれらの栄養素を配合して強化しています。
もちろん保存料や人工甘味料などの添加物は添加されていません。妊婦さんはそのような青汁を摂取しても良いでしょう。

5.青汁を摂取して元気な赤ちゃんを産みましょう

いかがでしたでしょうか?妊婦さんの胎内で新しい生命である胎児はすくすくと成長してゆきます。その健やかな成長を守るために、胎児に必要な栄養素が含まれている青汁は適した飲み物といえます。
また、青汁には妊婦さんの健康を維持するために必要な栄養素も含まれています。そのため青汁は妊婦さんのためにも良い飲み物といえます。青汁を摂取して、母体と胎児共に必要な栄養素を補給し元気な赤ちゃんを産みましょう。

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